猛打・帯広農がコールド勝ちで決勝進出 25日に甲子園出場を懸け、帯広大谷と「十勝支部対決」

[ 2021年7月24日 19:28 ]

全国高校野球選手権北北海道大会準決勝   帯広農14ー4滝川西(7回コールド) ( 2021年7月24日    旭川スタルヒン )

<滝川西・帯広農>決勝戦進出を決めた帯広農(撮影・高橋茂夫)
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 25日の北北海道大会決勝は「十勝支部対決」となった。昨夏甲子園交流試合出場の帯広農は先発全員の15安打で滝川西を14-4(7回コールド)で撃破。甲子園に出場した1982年以来39年ぶりの決勝進出を決めた。帯広大谷は3点を追う7回に7連打で一挙8点を奪って逆転。3大会連続甲子園出場を狙う旭川大高を破り、初優勝した13年以来8年ぶりの決勝進出を決めた。

 帯広農は初回に勝負を決めた。1死から6長短打に相手失策も絡めて一挙9得点。滝川西の右横手投げ・坪田瑠衣登(3年)の内角球を捨て、一気に攻略した。初回の二塁強襲の2点適時打を含む2安打4打点の佐藤敦基(3年)は「後ろ(9番)に(昨夏甲子園経験者)の谷口(純也=3年)がいる。いい形でつなげることを考えた」と会心の表情を浮かべた。

 耐えて、最後の夏に開花した。昨夏の甲子園交流試合はスタンド応援。今春背番号7を手にしたが、5月上旬の十勝支部予選1週間前の左手首じん帯損傷で背番号を手放した。最後の夏に再び背番号7をつかみ、北北海道大会2戦連続の先発出場で結果を出した8番打者に、前田康晴監督(45)は「くさらずひた向きに練習していた。そういう選手が頑張るチームでありたいと思っていた」と目を細めた。

 夢を断たれた友の分も、の思いがある。中札内小時代のチームメートだった花咲徳栄(埼玉)のエース松田和真(3年)が22日に“夏”を終えた。互いの自宅は200メートルほどで一緒に登校していた仲。前日23日に電話で「頑張ってくれ」と願いを託された。参考にしてきたのは「自信のあるところを全面に出すところ。松田は困ったらストレート。自分は、思い切りスイングをかけていけるところ」。それが、迷いのない打撃につながった。

 現メンバーが生まれるはるか前、82年以来39年ぶりの甲子園が視界に入った。佐藤敦は「(昨夏の)甲子園は凄い暑い場所だった。そこを目指してきてやっと現実味が出てきた。泥臭くぶつかるだけ」と総意を代弁した。十勝支部予選から全5戦2桁安打の勢いで、帯広農が最後の壁を乗り越える。

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