乱打戦制した帯広大谷が8年ぶりの決勝進出 村上が決勝打「カウントを取りに来る変化球狙った」

[ 2021年7月24日 19:35 ]

全国高校野球選手権北北海道大会準決勝   帯広大谷12ー10旭川大高 ( 2021年7月24日    旭川スタルヒン )

<旭川大高・帯広大谷>決勝戦に進出を決め喜ぶ帯広大谷ナイン(撮影・高橋茂夫)
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 帯広大谷が怒濤(どとう)の集中打で3大会連続甲子園を狙う相手を撃破した。7回1死満塁から臼井悠真(3年)の安打を皮切りに全て単打で7連打。勝ち越し打を放った村上敦哉(3年)は「投球練習で直球が入っていなかったので、カウントを取りにくる変化球を狙った」と冷静な観察眼でスライダーを仕留めた。

 序盤に失点を重ねても慌てなかった。6回の攻撃に入る前に網野元監督(49)は「大きいのはいらない。とにかく、後ろにつなげよう」と呼びかけた。十勝支部予選から全て2桁安打を放っている打線は、勝負所で指揮官の指示を忠実に実行した。

 粘り強く接戦を勝ち抜く度に、たくましさを増している。ノーシードだった支部予選の代表決定戦では帯広工に延長11回サヨナラ勝ち。北北海道大会初戦の旭川実戦は、9回に同点に追いつき、タイブレークを制した。「追いかける場面でも、束になってじっくりやれば何とかなるという感覚がある」と村上は言う。

 6試合で86安打66得点と圧倒的な攻撃力で、8年ぶりの決勝進出。相手は、同じ十勝支部の帯広農だ。同宿だった前夜、村上は素振り中に芽室中で一緒だった帯広農の村中滉貴(3年)と谷口純也(3年)と顔を合わせた。「決勝で当たったらどうしよう」。苦笑しながら交わした言葉が現実になった。この日の試合後、帯広大谷は別の宿舎に移動した。

 昨秋の支部準決勝では延長10回6―8で敗れた。今季の練習試合では1勝1分け。村上は「明日は決勝というより、去年の借りを返す気持ち」と雪辱を誓った。 

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