阪神・石井将 今季初1軍合流 左キラーになる 矢野監督「チャンスある」エキシビションで起用

[ 2021年7月24日 05:30 ]

<阪神全体練習> 1軍に合流してノックを受ける石井将(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 阪神の石井将希投手(26)が23日、今年初の1軍合流を果たした。17年育成ドラフト1位で入団し、1軍登板は支配下へ昇格した昨年10月の1試合だけ。今季ウエスタン・リーグでは23試合で1勝、防御率2・30だった。小林、湯浅、伊藤和とともに招集した矢野燿大監督(52)は実戦で見極める方針を示した。

 「もちろん左は欲しいところ。ファームでも見てほしいというところまでは来ているんでね。エキシビションでいいものを見せてくれたんであれば、もちろんチャンスはある」

 27日から始まるエキシビションマッチ12試合は“新戦力”を発掘する格好の機会。後半戦へブルペン陣の再整備は欠かせず、特に前半戦は15試合に救援登板した及川の先発調整が決まったことで、岩崎、岩貞に続く中継ぎ左腕の台頭は望むところだ。石井将も合流初日から全開だった。

 「結果を出すことが一番だと思う。打者を抑えてアピールしていきたい。何度もチャンスをいただける立場でもないと思っているので、少ないチャンスをつかんでモノにできるように頑張りたい」

 優勝を争う巨人には同じ変則左腕の高梨、大江がいる。いまの猛虎では希少な存在で、ブルペンに加わればバリエーションは増す。矢野監督も「どこまでやるかは、あいつ次第」と抜てきへ期待を込めた。16年ぶりリーグ優勝を目指す後半戦の秘密兵器になれるか。勝負の夏が来た。(山本 浩之)

続きを表示

2021年7月24日のニュース