松井氏、ミスターに歩調合わせゆっくり歩いた 五輪野球復活へ夢つなぐ「応援しています」

[ 2021年7月24日 05:30 ]

東京五輪 開会式 ( 2021年7月23日    国立競技場 )

聖火リレーを行う(左端から)王貞治さん、長嶋茂雄さん、松井秀喜さん(ロイター)

 世界を舞台に活躍してきた元巨人、ヤンキースの松井秀喜氏(47)は、ONとともにプロ野球界のレジェンドとして、聖火リレーに登場した。右手でミスターの体を支え、左手を大きく振る。長嶋氏の歩調に合わせてゆっくり、ゆっくりと歩いた。最後は左手にトーチを持った。

 長嶋氏とは強い師弟関係で結ばれている。巨人時代は「4番1000日計画」で育て上げられた。13年には2人そろって国民栄誉賞を受賞した。そして、背番号55。1964年に王氏がマークした本塁打数で、長く日本記録でもあった。松井氏はこの数字を目指すべく背番号55を背負った。

 次回24年のパリ五輪では、野球競技は除外される。「素晴らしいプレーを楽しみにしていますし、応援しています」と松井氏。ゴジラに憧れた世代、その次の世代が、28年ロサンゼルス五輪での復活へ夢をつないでいく。

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2021年7月24日のニュース