桐陽の「夏」終わる 中盤の猛追及ばず、ノーシードの東海大静岡翔洋に完敗

[ 2021年7月24日 19:40 ]

全国高校野球選手権静岡大会準々決勝   桐陽4ー8東海大静岡翔洋 ( 2021年7月24日    清水庵原 )

<桐陽・東海大静岡翔洋>5回に2点を返す中前打を放ち笑顔でガッツポーズした桐陽の主将・石井だったが…。
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 創部4年目でスピード甲子園を果たした1992年以来の出場を狙った第5シード桐陽は、ノーシードの優勝候補・東海大静岡翔洋に4―8で敗れた。

 誰ひとり諦める者はいなかった。4回まで8点をリードされても三塁側ベンチのボルテージは上がったまま。5回、主将で2番・石井賢斗捕手(3年)が2点を返す中前打で反撃の口火を切ると、6回には敵失で2点を追加した。あと4点。7回も2死満塁と攻め立てた。しかし、7番・佐藤裕哉三塁手(2年)の三遊間を抜けそうな強い打球を好捕されて勢いが止まった。

 2時間23分の奮闘を終えたナインの目から大粒の涙がこぼれた。自称「打撃のチーム」は11安打4得点。エース右腕・鈴木豪太(3年)からはトータル7イニングでホームを踏むことはできずじまい。リーダーは「鈴木投手はストレートが良いし、低めに伸びがある。いろんなチームと対戦しましたが1番良い投手。守ってるバックも堅く1レベル上でした」と潔く完敗を認めた。

 チームはここまで「9イニングで戦う」トータルベースボールに徹してきた。何点リードされても何が起こるかわからないのが勝負ごと。実際に日大三島との今春東部3回戦で最大5点差を、浜松商との同県大会2回戦でも9回6―9から逆転サヨナラ、浜松東との今大会2回戦、御殿場西との同3回戦も終盤の劇勝だった。この日の翔洋戦でも相手を慌てさせたのは事実。石井は「この経験は秋につながると思います。自信にしてもらいたい」と後輩に託す。「チームが最後まで諦めないようなピッチングをしようと思いました」と、5回からの4イニングを3安打無失点と好投した今井謙心(2年)も先輩の意を組み「意識してやっていきます」と視線を上げた。
   (小澤 秀人)

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