風間球打が完封 明桜4年ぶり10度目V!「世代最速」157キロ腕が聖地にやって来る

[ 2021年7月24日 05:30 ]

第103回全国高校野球選手権秋田大会決勝   ノースアジア大明桜6ー0秋田南 ( 2021年7月23日    こまちスタジアム )

<明桜・秋田商>優勝し喜ぶ風間(中央)ら明桜ナイン (撮影・白鳥 佳樹)
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 第103回全国高校野球選手権(8月9日から17日間、甲子園)の地方大会は23日、26大会で79試合が行われ、新たに4代表が決まった。秋田大会ではノースアジア大明桜が決勝で秋田南と対戦。最速157キロ右腕の風間球打投手(3年)が3安打完封勝利を挙げ、4年ぶり10度目の甲子園出場へ導いた。24日は27大会86試合が行われる。

 選んだのは代名詞の直球だった。112球目のラストボール。風間の151キロが、バットを押し込み大飛球はフェンス手前で失速し、右翼手のグラブに収まった。マウンドで笑みを浮かべたエースは、歓喜の輪の中心になった。

 「本当は三振で締めたかったけど、打ち取れたのでうれしかった。自分たちがやってきたことは正しかったのかなと思います」

 準々決勝の秋田戦で157キロを計測した直球はこの日、最速153キロ。相手の直球狙いを察知し、縦に落ちるスライダーやカーブなど多彩な変化球を駆使して3安打で完封した。「エースの自覚を持って力強く投げる」。3試合に登板し26回を投げ32奪三振、失点はわずか3と圧倒した。

 少年時代から憧れた甲子園。山梨・塩山中1年の夏に初めて聖地で高校野球を観戦した。中学卒業後、高校入学直前の3月にもセンバツを観戦。「雰囲気が違うし一番、緊張する舞台。緊張しないことは難しいですが、自分らしい良い投球ができるようにイメージしています」。人生3度目の甲子園は、大注目を浴びマウンドに立つ。

 高知・森木、市和歌山・小園ら同世代のライバルとの投げ合いも頭にある。「投げ合いたい。勝ったら周りの目も変わる」と口にしたが「世代最速」の称号を手に、聖地では一身に注目を浴びることになる。

 地元・山梨を深夜に出発し、車で約8時間かけて秋田まで駆けつけた父・啓介さん(51)ら家族も観戦。風間は「喜んでくれているのかは分からないが“やったぞ”と言いたいです」と風間家の家訓の一つでもある「感謝」を口にした。

 怪腕がつかんだ甲子園への切符。「東北初の優勝旗を持ってこられるように、チームを引っ張れるように投球していきたい」。目標は自己最速更新の158キロと、全国制覇に定めた。(柳内 遼平)

 ▼ノースアジア大明桜(秋田)1953年創立。OBにロッテの山口ら。

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