唐津商 5年ぶりの甲子園へ「難関」突破 原が投打に活躍し、シード校を撃破

[ 2021年7月15日 22:11 ]

全国高校野球選手権佐賀大会2回戦   唐津商3ー2北陵 ( 2021年7月15日    さがみどりの森 )

<唐津商・北陵>勝利を収め笑顔の唐津商・原(右)
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 5年ぶりの夏の甲子園を目指す唐津商がシード校の北陵を撃破。校歌を歌い終わったナインは三塁側の応援スタンドに向かって走り出し、喜びを爆発させた。

 1メートル87、85キロで背番号1の原丈太郎投手(3年)は「4番・右翼」で先発出場し、投打にわたる活躍を見せた。まずは打撃で魅せた。1―1の初回に右越えの適時三塁打を放ちガッツポーズ。「甘い球が来るかなと狙っていました。ミート力は自信があります。(ガッツポーズは)気持ちよかったです」と話した。

 1点リードの8回には2番手で登板。2回1安打無失点、4三振を奪う好投だった。長身から投げ込む直球は自己最速を3キロ更新する136キロをマーク。「調子が上がっていたので出るかな、と思っていた」と話した。持ち球の変化球はカーブのみ。「カウントも取れるし、自信のある球。無駄に変化球を増やすより、カーブを極めようと思った」と理由を語った。

 昨年の11月に左肘を痛めた。「(ケガを気にせずに)思いっきり投げられるようになったのは、夏の大会の2週間前ぐらい」と話した。次戦に向けては「チャレンジャー精神を忘れずに、一人だけでなくみんなで協力して元気よくやりたい」と誓った。

 ◇原 丈太郎(はら・じょうたろう)2003年(平15)10月2日、佐賀県唐津市出身の17歳。厳木小2年時に軟式野球を始める。中学では糸島ボーイズに所属。足のサイズは30センチ。1メートル87、85キロ。左投げ左打ち。

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