ナックルボーラーの「夏」終わる 桜井・岡本は126球中91球「宝刀」で勝負「仲間に申し訳ない」

[ 2021年7月15日 19:44 ]

全国高校野球選手権奈良大会2回戦   磯城野9ー3桜井 ( 2021年7月15日    佐藤薬品スタジアム )

「奈良のナックルボーラー」桜井・岡本斉悟投手 (撮影 鈴木 光特別編集委員)
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 全国でも激レアのナックルボーラーでエースの桜井・岡本斉悟が立ち上がりから制球を乱し、初戦で姿を消した。

 初回に4連続を含む6四球を出し、無安打で3点を与えると、雨による中断も重なり、ペースを取り戻せないまま4回2安打12四球で5点を失い降板した。「自信を持って投げたけど、ストライクゾーンを探っている間に初回が終わってしまった。仲間に申し訳ないです」

 全球ナックル勝負を誓っていた夏の大会。こだわりを捨て、途中からは直球も加えたが、それでも126球で91球のナックルで相手に向かった。原沢優吾主将も「負けたのは悔しいけど、なかなかいない投手と同じチームでプレーできたのは楽しかった。岡本がエースで良かった」と試合後も変わらぬ信頼を寄せていた。

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2021年7月15日のニュース