大谷「多少疲れましたけど」夢中の球宴 「また来られるように。そう思わせてくれる素晴らしい経験」

[ 2021年7月14日 11:07 ]

オールスター戦   ア・リーグ―ナ・リーグ ( 2021年7月13日    デンバー )

<オールスターゲーム>先発し初回を無失点に抑えた大谷(撮影・沢田 明徳)
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 大リーグのオールスターゲームは13日(日本時間14日)、コロラド州デンバーのクアーズ・フィールドで行われ、初出場のエンゼルス・大谷翔平(27)はア・リーグの「1番・DH」で先発出場し、先発投手も務め、史上初の投打二刀流出場が実現。初回1イニングを投げ3者凡退に抑え、打ってはニゴロ、一ゴロで2打数無安打で交代した。

 出場を終えた大谷の一問一答は下記の通り。

 ――球宴の雰囲気は
楽しかったです。多少疲れましたけど。

 ――(第1打席)シャーザーとの対戦。
 立ったことなかったので。ずっとテレビで見ていた投手でしたし。どういう軌道なのか、どういう球なのか見てみたかったので、実際立ってみてよいボールだったし、どの球種もわかっていても打てない球が多かったです。

 ――差し込まれたような?
 押されたような感じです。フォーム自体も独特でなかなか距離とりにくい感じでした。

 ――初先発で1イニングの登板。どういう準備をしたのか。
普段は初回から三振狙わないですけど今日は全部取りに行った。結果取れなかったけど、コンタクトする率も高いですし、さすがだなと思うバッターが多かったです。

 ――本塁打競争とオールスターの2日間を振り返って。
 初めての経験なのでまた来られるように。そう思わせてくれるような素晴らしい経験でした。

 ――また来られるようにと思わせたものは何か。
 全体的に球場入りから試合から、ホームランダービーもそうだし、こういう雰囲気はシーズン中もなかなかないと思うので。本当に野球好きな人たちがこれだけ集まることも、すごく良い雰囲気だったなと思います。

 ――4年目で一番の思い出?
 今のところは一番に近いんじゃないかなと思います。ポストシーズンに向けてワールドシリーズ出られたら更新されていくんじゃないかと思う。そこを目指して、今年も後半あるので頑張りたいと思います。

 ――野茂さん以来の先発、イチローさん以来の1番。
 凄い光栄なことですし、実際にやってみてすごい楽しかったですし。また何回でも出来るように、それなりの成績を残さないといけないので頑張りたいなと思います。

 ――アレナドを迎える前にマウンド外した?
 もちろん、そうですね。

 ――事前に?雰囲気で。
 大体予想というか、一番スター選手でしたし。シーズン中もそうなので、どこにいても

 ――オールスターで一番得たものは。
 いろいろと勉強になりました。ゲームだけでなくて準備の仕方とかどういう練習をしているか、すごい勉強になったかなと思います。

 ――誰もやったことはない両方とも先発出場した充実感は。
 それをしたというより初めてオールスターに来たっていう。雰囲気を楽しめたというところの方が強いかなと思います。

 ――二刀流を披露できた感想は。
 選んで頂いて。ファンの皆さんもそうですし、起用してくれた監督、コーチ、本当に良い経験をさせてもらってありがたいなと思います。

 ――アメリカでも高校、大学では二刀流がいるが、そこで諦めてしまう。フレディ・フリーマン(ブレーブス)は「その先が見えないからだ」と言っていた。大谷選手が活躍して球宴にも出たことで、若い選手が限界を決めなくてもよくなるだろうという見方がある。それについては。
 日本時代は否定的な意見ばかりだったので、現役のトップのトップの選手にそう言ってもらえること自体ありがたいこと。励みになるんじゃないかと思います。

 ――試合前には、大谷選手単独のCMが流れた
 ルール自体変えてもらって2打席立たせてもらって。そういう柔軟性は伝統あるこういう場所では難しいと思うんですけど、感謝しています。

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