プロ野球は前半戦終了 セは3強のV争い、パは4チームが4ゲーム差内に 五輪中断期間の生かし方にも注目

[ 2021年7月14日 22:05 ]

<巨・ヤ12>6回1死一、二塁、3点本塁打を放ち、高津監督(右から3人目)、村上(同2人目)らに迎えられ、ポーズを決めるオスナ(撮影・木村 揚輔)
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 プロ野球は14日、オールスター前の日程を終えた。東京五輪期間中はレギュラーシーズンは中断となり、8月13日に再開となる。

 セは08年以来、13年ぶりの首位で折り返しとなった阪神を2位の巨人が2ゲーム差で追う展開。3位のヤクルトもこの日の巨人戦に勝利し、2位の巨人に0・5ゲーム差、首位・阪神まで2・5ゲーム差と絶好の位置にいる。

 4位の中日は3位のヤクルトまで10ゲーム差あり、優勝争いは上位3チームとなりそうだ。ただ、3位のヤクルトは、阪神に前半戦は3勝10敗2分け、巨人に4勝7敗1分けと苦戦しただけに、後半戦の直接対決で巻き返せるかどうかがカギとなる。

 パ・リーグは、オリックスが2014年以来、7年ぶりの首位ターンとなったが、2位・楽天と1・5ゲーム差、3位ロッテと2・5ゲーム差、4年連続日本一のソフトバンクと4ゲーム差。4チームが4ゲーム差以内におり、セ以上に混戦となっている。

 例年、7月から8月は選手に疲れも出る時期だが、今年は五輪中断期間でコンディションを含めて立て直すことが可能だ。さらに、今年は9回打ち切りの特別ルールを採用し、引き分けが増えている。下位にいるチームは差を縮めるには勝たないといけないため、戦い方に微妙な影響を与える可能性がある。
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2021年7月14日のニュース