日本ハム 釧路のファンに白星届けられず…池田が乱調、今季最短1回5失点KO

[ 2021年7月14日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム0ー5オリックス ( 2021年7月13日    ウインドヒルひがし北海道スタジアム )

<日・オ>初回、無死満塁からTー岡田の一塁ゴロで二塁からの転送球をカバーに入った池田は取れず(撮影・長久保 豊)
Photo By スポニチ

 日本ハムは13日、オリックスに0―5で完敗。新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催となった道東シリーズ初戦は釧路の4543人のファンに白星を届けることができなかった。先発の池田隆英投手(26)が自らの失策も絡み、今季最短1回5安打5失点(自責4)の乱調。打線も2回2死満塁の好機を逃すなど、わずか4安打で今季7度目の零敗を喫し、今季初の4連勝を逃した。

 道東に2年ぶりにプロ野球が帰ってきた。その期待感から4543人のファンが内野席をぎっしり埋め尽くした。しかし、道東のファンの期待に応えられず、見せ場なく完敗。栗山監督は「あれだけ応援に来ていただいて…。もう少し元気の出るような、勇気をお届けできるような、笑えるような、楽しんでもらえるような試合ができるようにと思ってやっていたけど。申し訳ない」と頭を下げた。

 試合前まで防御率3・19と安定感を誇った池田が、別人のような投球を見せた。初回先頭から3連打であっさり先制点を許すと、杉本には球が抜けて死球。無死満塁からT―岡田は一塁へのゴロに打ち取ったが、二塁封殺後、遊撃・石井からの送球を一塁ベースカバーに入った池田が捕球できず(記録は池田の失策)2点が入った。さらにプロ初打席の来田に2ランを許し、最後まで立て直せないまま初回KO。「ペースを味方に持って来ることができず、申し訳ないの一言に尽きます」と肩を落とした。

 戦いの舞台を帯広に移し、14日のオリックス戦が五輪中断期間前最後の一戦となる。帯広出身の守護神・杉浦が勝ち試合を締めくくるのが理想的で、指揮官も「それは間違いない」ときっぱり。「明日(14日)が最後なので全員使うつもりでいく」と総力戦で必勝を誓った。(東尾 洋樹)

続きを表示

2021年7月14日のニュース