金足農の“輝星2世”山形 粘りの完投!憧れの右腕にダブる身長1メートル76の本格派

[ 2021年7月14日 05:30 ]

第103回全国高校野球選手権秋田大会2回戦   金足農4ー2大館国際情報学院 ( 2021年7月13日    大曲 )

<大館国際情報学院・金足農>9回2失点で完投勝利を挙げた山形(撮影・河野 光希)
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 憧れの先輩にまた一歩近づいた。金足農の最速142キロを誇るエース山形琉唯(るい=3年)は「4番・投手」で出場。得意のスライダーを低めに集めて2失点で完投し「全員で守り勝てました」と振り返った。初回1死一、二塁では決勝となる先制の右前適時打を放ち、バットでも2回戦突破に貢献した。

 金足農は18年夏に甲子園で準優勝。山形はエースだった同じ右腕の吉田(現日本ハム)に憧れて進路を決めた。身長は1メートル76。吉田も1メートル75とほぼ同じで「吉田さんのような低めから伸びる真っすぐを投げたい」と走り込みで下半身を鍛え、球速は入学時から約10キロもアップした。

 由利工との1回戦では114球を投げて完封。この日も105球で2試合連続完投と吉田と同じようにスタミナもある。今年の正月には母校を訪れた先輩にあいさつし「オーラがあった」と刺激を受けた。「勝ち上がって甲子園に行きたい」と誓った。

 ◇山形 琉唯(やまがた・るい)2004年(平16)1月26日生まれ、秋田県大仙市出身の17歳。小3から野球を始め、中仙中では軟式野球部に所属。金足農では2年春からベンチ入り。1メートル76、78キロ。右投げ右打ち。

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2021年7月14日のニュース