巨人・原監督「かばいようがないな」 12安打14四死球11失点の投手陣に「2度とあってはいけない」

[ 2021年7月14日 22:25 ]

セ・リーグ   巨人7―11ヤクルト ( 2021年7月14日    東京D )

<巨・ヤ12>9回、投手交代を告げ、拳を握りしめながらベンチに戻る原監督(撮影・森沢裕)
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 巨人は2日連続で投手陣が打ち込まれ、ヤクルトに7―11で敗れて2連敗。東京五輪開催によるリーグ中断前ラスト2連戦で計25失点に沈み、3位・ヤクルトに0・5ゲーム差に詰め寄られた。

 先発右腕・山口が初回に4点を失い、2回もたずに4失点KO。打線は初回に中島が中前2点適時打、3回には主砲・岡本和のリーグ単独トップに躍り出る右越え27号2ランで試合を振り出しに戻したが、追いついた直後の4回、3イニング目に入っていた2番手左腕・今村が2死から山田を四球で歩かせたのをきっかけにオスナに中前適時打されて4―5と勝ち越されると、6回には4番手右腕・畠がオスナに2戦連発となる9号3ランを被弾。7回には2連続押し出しを含む4連続四球などで3点を失った。結局、巨人は球団最多タイとなる9投手がマウンドに上がり、12安打11失点。計13四球&1死球の14四死球は球団ワーストの16四死球を与えた1985年7月30日の広島戦(広島)以来36年ぶりの不名誉記録となった。

 試合後、原辰徳監督(62)は投手陣について「その辺はもう、かばいようがないな。やっぱり今日はフォアボールもいくつ出した?13とか14だしね。昨日も、その辺は大いに2度とあってはいけないゲームだろうね」とバッサリ。野手は4回に一度追いついたが「やっぱり5回の攻撃というのがね、なんていうか、流れというものが非常に難しい状況になった」と1死満塁で中島が遊ゴロ併殺打に終わったシーンを振り返り「それで6回の(相手の)攻撃だもんね。やっぱりそういうものは大事にしていかないといけないでしょうね」と話した。

 中断前のラスト2戦で計25失点という“投壊”。それでも「この2試合というのは決していい試合ではなかったけれども、これで一応前半戦が(終了した)ということでね」と原監督。1カ月の中断期間について「時間があるし。その中でいいものは伸ばし、そして、矯正をするところはすると、というところで。しかし、全員で本当に良く戦った前半戦だと思います。それをしっかりとつなげていくと」と前向きに話していた。

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