巨人“投壊”で前半戦終了 2戦25失点でヤクルトと0・5差 球団最多タイ9投手で36年ぶり14四死球

[ 2021年7月14日 21:57 ]

セ・リーグ   巨人7―11ヤクルト ( 2021年7月14日    東京D )

<巨・ヤ12>7回2死満塁、中村に2者連続となる押し出し四球を与え山田(左)の生還を許す戸根(撮影・会津 智海)
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 巨人は2日連続で投手陣が打ち込まれ、ヤクルトに7―11で敗れて2連敗。東京五輪開催によるリーグ中断前ラスト2連戦で計25失点に沈み、3位・ヤクルトに0・5ゲーム差に詰め寄られた。

 巨人は復帰後4試合目の先発登板となった山口が初回に4点を失い、2回もたずに4失点KO。打線は0―4で迎えた初回に中島の中前2点適時打ですかさず2点を返し、3回には主砲・岡本和のリーグ単独トップに躍り出る右越え27号2ランで試合を振り出しに戻すなど反撃態勢を整えた。

 だが、追いついた直後の4回、3イニング目に入っていた2番手左腕・今村が2死から山田を四球で歩かせたのをきっかけにオスナに中前適時打されて4―5と勝ち越されると、6回には試合前に出場選手登録されていた4番手右腕・畠がオスナに2戦連発となる9号3ランを被弾。7回には2連続押し出しを含む4連続四球などで3点を失った。この回から登板した5番手左腕・高梨は青木に中前適時打されて1点を失った後、青木の代走・山崎が一度は二盗に失敗してこの回終了と思われたが、リクエストによるリプレー検証の結果、判定が覆り、ここから2連続四球を与えて2死満塁として降板。6番手右腕・戸根が2連続押し出し四球を与えた。

 結局、巨人は球団最多タイとなる9投手がマウンドに上がり、12安打11失点。計13四球&1死球の14四死球は、球団ワーストの16四死球を与えた1985年7月30日の広島戦(広島)以来36年ぶりの不名誉記録となった。

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