最後までこんな試合…26年ぶりの2桁借金で折り返し 中日・与田監督「迷いを少しでも減らすこと」

[ 2021年7月14日 21:42 ]

セ・リーグ   中日0-2広島 ( 2021年7月14日    マツダ )

<広・中(14)>選手交代を告げベンチに戻る与田監督 (撮影・奥 調)
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 中日は今季を象徴するような敗戦で前半戦を終えた。

 「(柳は)よく投げた。やっぱり打線が点を取れないので、中々、勝つことができない」

 与田監督のため息もいつもより重かった。

 先発・柳が7回まで広島打線を4安打に抑え、1失点。ところが、打線が相手先発・森下を打てず今季6度目の零敗を喫した。

 2回は連打で1死一、三塁の好機をつくり、外野フライでも1点の場面で阿部が空振り三振。木下拓も中飛に打ち取られ無得点に終わった。指揮官は「阿部のところは投手に回る前にケリを付けないといけない」と強攻策に出たが本塁が遠かった。

 6回は1死二塁で3番・大島、4番・ビシエドが凡退。チャンスであと1本が出ない得点力不足を解消できないまま前半戦を終え、与田監督は野手陣に「技術の問題もあるが、考え方。いかに自分で踏ん切りを付け、どれくらいできるか。迷いを少しでも減らすことが大事」と課題を突きつけた。

 3連敗で前半戦を終え、2桁借金で折り返すのは95年以来、26年ぶり。後半戦に向けて「やるしかない。1つずつ勝つしかない」と与田監督。

 野球は点を取らない限り勝てないスポーツ。五輪期間の中断中にいかに得点力アップにつなげられるか。手腕が問われる1カ月となる。

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2021年7月14日のニュース