MVPは球宴200号&最長弾を放ったゲレロが最年少で受賞 父子で球宴で本塁打

[ 2021年7月14日 13:28 ]

MVPとなったブルージェイズのゲレロJR(AP)
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 球宴のMVPには本塁打などで2打点をマークしたブルージェイズのウラジミール・ゲレロ(188センチ、113キロ)が選出された。

 1999年3月16日生まれで、22歳と119日での球宴MVPは1992年のケン・グリフィーJR(マリナーズ)よりも117日早い史上最年少記録。3回にナ・リーグ二番手のコービン・バーンズ(26=ブルワーズ)のスライダーをとらえて左越えに飛距離486フィート(148メートル)の特大の一発を放ち、これは2015年にデータ解析ツールの「スタットキャスト」が使われるようになってからは球宴での最長弾となった。

 5回1死1、3塁の場面では二ゴロで2打点目。今季はリーグ・トップの打率(・332)と打点(73)をマークし、本塁打はア・リーグで大谷翔平(27=エンゼルス)に次いで2位となっていたが、シーズン中の実績をそのまま球宴に持ち込んだような打撃内容だった。

 かつてエクスポズなどで活躍した父ウラジミール・ゲレロ氏(46)も2006年の球宴(当時エンゼルスに所属)で、ブラッド・ペニー(ドジャース)から2回にソロ本塁打を放っており、15年の歳月をはさんで“ゲレロ親子”が本塁打を記録。球宴に9回出場しながら父はMVPとなっていなかったが、息子は初出場で栄冠を手にする結果となった。

 なお試合はア・リーグが5―2でナ・リーグに勝って8連勝を飾り、通算成績は46勝43敗2分け。また球宴で父と子がともに本塁打を放ったのは“ボンズ親子”と“グリフィー親子”に続いて“ゲレロ親子”が3組目となった。

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