大谷 球宴初打席はニゴロ CY賞3度シャーザーとの対決 史上初の投打二刀流 「1番・DH」&先発投手

[ 2021年7月14日 09:19 ]

オールスター戦   ア・リーグ―ナ・リーグ ( 2021年7月13日    デンバー )

<オールスターゲーム>初回無死、大谷はニゴロに倒れる(撮影・沢田 明徳)
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 大リーグのオールスターゲームは13日(日本時間14日)、コロラド州デンバーのクアーズ・フィールドで行われ、初出場のエンゼルス・大谷翔平(27)はア・リーグの「1番・DH」で先発出場し、第1打席で安打することはできずニゴロだった。先発投手も務め、史上初の投打二刀流出場が実現。初回1イニングを投げ、3者凡退に抑えた。

 1回表、先攻ア・リーグの1番打者として打席に立ち、ナ・リーグ先発でサイ・ヤング賞3度のナショナルズ・シャーザーと対戦。球宴初打席は、初球ファウルした後の2球の内角直球に差し込まれてニゴロに打ち取られた。3回1死の第2打席はブリュワーズ・バーンズと対戦し、初球の内角直球を叩き一ゴロだった。5回無死一、三塁の場面で代打を送られ、途中交代した。

 投げては先発マウンドに上がり、初回を3者凡退に抑えた。先頭のパドレス・タティスへの初球は157キロの直球でファウル。1ボール2ストライクから左飛に打ち取った。続くドジャース・マンシーは内角直球でニゴロ、カージナルス・アレナドには161キロの直球を投じるなどして遊ゴロに仕留めた。


 前半戦を投手で4勝1敗、防御率3・49。打者で打率2割7分9厘、33本塁打、70打点、12盗塁の活躍を見せ、先発野手を決めるファン投票ではDH部門で選出。投手としては、選手間投票の先発投手部門の5位でメンバー入りした。

 大谷の“出現”で、投打「二刀流」で出場できるよう、指名打者(DH)制を解除しなくて済む特別ルールが適用され、ア・リーグの「1番・DH」で先発出場し、先発投手も務めた。日本選手の先発登板は1995年のドジャース・野茂英雄に次いで2人目。先発出場は2010年のマリナーズ・イチロー以来11年ぶり。

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