楽天・涌井、史上初3球団開幕投手勝利! 石井監督に公式戦初勝利贈った

[ 2021年3月26日 19:41 ]

パ・リーグ   楽天8ー2日本ハム ( 2021年3月26日    楽天生命 )

<楽・日>日本ハム打線を封じる涌井 (撮影・白鳥 佳樹)
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 楽天は26日に本拠地・楽天生命パークで日本ハムと開幕戦を行い8―2で石井監督が公式戦初勝利を飾った。

 プロ野球史上歴代5位タイなる10度目で歴代3人目となる3球団目の開幕投手を務めた涌井が完璧な投球を見せた。初回わずか9球で抑えるなど140キロ前後のストレートと時折見せたカーブなど緩急を使った投球で日本ハム打線を手玉に取った。涌井は7回116球を投げ4安打5奪三振の無失点で後を託した。涌井の後を受けた2番手・宋が2失点したが、日本ハム打線の反撃を継投で乗り切った。

 涌井はプロ野球史上初の3球団で開幕投手勝利を挙げた。

 打線は初回に先頭の辰己が球団初の初球先頭打者弾で幕開け。2回には2死一、三塁の好機で2番・小深田がしぶとく中前打に運び2点目を挙げた。5回には先頭の小深田がこの日3安打目となる左前打で出塁。1死満塁から6番・鈴木大が右中間を破る走者一掃の3点二塁打などで4点を奪った。6回には相手の守乱もあり2点を奪い勝負を決めた。

 27日に先発を予定していた田中将大投手(32)が25日にふくらはぎ付近に軽い張りを訴え、仙台市内の病院で検査を受け、登板を回避する。石井監督にとってはショックを吹き飛ばすうれしい公式戦1勝となった。

 日本ハムは先発の上沢が4回2/3を投げ6失点と乱れた。また6回には2死二、三塁から中堅手の西川が平凡なフライを落として2失点するなど守備の乱れもあり8失点の大敗となった。

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2021年3月26日のニュース