吉田孝司氏の注目選手分析 超高校級の中京大中京・畔柳 長身でもバランスいい天理・達

[ 2021年3月26日 05:30 ]

<中京大中京・専大松戸>完封勝利を挙げた中京大中京・畔柳(撮影・成瀬 徹)  
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 出場全32校が登場した。今年は投手にいい素材がそろっているが、どの投手も変な癖がないというか、みんなフォームがいい。

 中京大中京・畔柳亨丞は高校生レベルではなかなか打つのは難しい。やや単調になることがあるので、組み立てなどはこれからの課題だろう。天理・達孝太はバランスがいい。あれだけ大きいと下半身がフラフラしてしまう投手が多いが、しっかり下も使って腕が振れていた。

 左投手も目立った。東海大相模・石田隼都、大阪桐蔭・松浦慶斗、北海・木村大成は夏に向けてどれだけ成長するか楽しみ。技巧派では東海大甲府・若山恵斗、上田西・山口謙作、智弁学園・西村王雅。右打者の外に沈むボールが使えれば面白い。

 捕手では市和歌山・松川虎生、県岐阜商・高木翔斗。打撃も魅力だが捕手は守りが大事なのでキャッチング、スローイングの技術を伸ばしてもらいたい。大阪桐蔭は外野手の野間翔一郎、池田陵真がいいスイングをしていた。(元DeNAスカウト部長)

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