広島・大瀬良 北別府以来の3年連続開幕勝利消える 8回、中日に逆転許す

[ 2021年3月26日 20:22 ]

セ・リーグ   広島―中日 ( 2021年3月26日    マツダ )

<広・中(1)>6回2死一塁、高橋周の打球にジャンプする大瀬良 (撮影・奥 調)
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 3年連続で開幕投手を務めた広島・大瀬良大地投手(29)が、26日の中日戦に先発し、7回1/3を4失点(自責点2)で降板。その後、チームが逆転を許し、82~84年の北別府学以来、球団史上2人目となる3年連続開幕戦勝利投手とはならなかった。

 初回を3者凡退でスタートした大瀬良は、3回に1死二塁の危機を迎えるが、大島、阿部と後続を打ち取った。2回までに4点の援護を受け、すいすいと好投。5回まで47球のテンポで乗り切った。6回の2死三塁も無失点で切り抜けるなど危なげなかったが、8回に暗転。1死満塁から阿部に左前適時打を許して降板となった。その後、3番手のケムナがビシエドに逆転2ランを浴びた。

 通算213勝を挙げた北別府氏は、昨年1月に「成人T細胞白血病」を患ったことを公表。同氏は自宅で療養を続けながら、大瀬良が自身の記録と肩を並べることを願っているだけに、大瀬良も「このような形で北別府さんの(開幕戦勝利の)話題が皆さんに届くのはなかなかあることではない。僕たちが頑張ることで励みになればと思います」と話していたが、無念の降板となった。

 今春は練習試合を含む実戦4試合で、全18回を無失点に抑える圧巻の投球を披露した。昨年9月に右肘手術を受けた影響を感じさせなし文句なしの調整だった。

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2021年3月26日のニュース