巨人・亀井「今年一番の当たりでした」 今季初打席でプロ野球史上初の開幕戦代打サヨナラ弾

[ 2021年3月26日 21:47 ]

セ・リーグ   巨人8―7DeNA ( 2021年3月26日    東京D )

<巨・D1>9回無死、三嶋(左)から代打サヨナラ本塁打を放つ亀井(撮影・木村 揚輔)
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 巨人の亀井善行外野手(38)がDeNA戦(東京D)でプロ野球史上初の開幕戦の代打サヨナラ弾を放ち、チームに2年連続の開幕戦勝利を呼び込んだ。

 守護神・中川が2点リードを守れず、7―7で迎えた9回裏。先頭打者・小林の代打で登場。この回から代わった相手守護神・三嶋が投じたカウント1―1からの3球目、外寄りの139キロを叩くと、打球は一直線に右翼スタンドへ。あまりに劇的な幕切れに東京ドームは騒然となり、亀井は本塁打でチームメートの手荒い祝福に破顔一笑となった。

 大きな拍手の中でお立ち台に上がった亀井は「いや、メッチャうれしいですよ、はい」と最高のスマイルを浮かべて高笑い。激しい点の取り合いとなった展開で入った今季初打席だったが「何とかきょう勝とうっていう気持ちでみんなで集中してやってましたし、こっちも準備だけは怠らずやってたんで。何とか打てて良かったです」と振り返った。

 打った瞬間の感触は「完璧でした」と亀井。「とりあえず始まったばかりなので今年一番の当たりでした」と話してスタンドの笑いも誘ったベテランは「お客さんに本当に感謝していますし、こういう状況で球場に足を運んでくれてることが本当に僕たちは頑張れる気持ちになれるんでね、本当に皆さん、ありがとうございます」とコロナ禍にあって球場に駆けつけてくれたファンに感謝。自身プロ17年目の開幕戦を振り返り「いや、なんかね…。こういう形でなんか…。1打席目迎えるなんて思ってなかったですし、勝てて良かったなと思います。みんなで勝ち取った1勝です」とはにかんでいた。

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2021年3月26日のニュース