日本ハム、投打の歯車合わず…開幕投手の上沢乱れ、打線は涌井を攻めきれなかった

[ 2021年3月26日 19:46 ]

パ・リーグ   日本ハム2ー8楽天 ( 2021年3月26日    楽天生命 )

<楽・日>5回、降板する上沢(左から2人目)(撮影・白鳥 佳樹)
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 日本ハムは26日、楽天(楽天生命パーク)との開幕戦で先発した上沢が4回2/3を投げて6失点と乱れるなど2―8で敗れた。

 上沢はいきなり出鼻をくじかれた。初回、先頭の辰己に投じた初球に145キロのストレートを左翼席に運ばれた。わずか1球で21年シーズン初失点となり動揺した。その後連打を浴びるも何とか最少失点で抑えた。しかし、2回には2つの四球で2死一、三塁となり、2番・小深田に中前打に運ばれ2失点目。その後3、4回と無失点も、5回には安打、四球2つで1死満塁として鈴木大に右中間を破る3点二塁打を浴びた。2死三塁からは小郷に左前打を浴びて6失点目。続く太田に内野安打を打たれ一、二塁とピンチを広げたところで無念の降板となった。

 後を受けた2番手の福田が後続を断ったが、6回の2死二、三塁から鈴木大の平凡なフライを中堅手の西川が落として2失点。手痛い追加点を許してしまった。

 打線は楽天先発の涌井を攻めきれなかった。3回に2死から安打と四球で一、二塁の好機を作り、2番・松本が右前打も二塁走者の中島が憤死。栗山監督はリクエストを要求したが判定は覆らなかった。最大の好機は8回。涌井降板後に楽天の守備と2番手・宋の乱れに乗じて1死満塁。大田の遊ゴロで1点を返し、さらに四球と3番手・渡辺の押し出しで2点目を返すのが精いっぱいだった。

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2021年3月26日のニュース