中日・福留が大逆転劇の「口火」を切った 代打で登場し四球 チームは一挙5得点で試合をひっくり返す

[ 2021年3月26日 20:22 ]

セ・リーグ 広島ー中日 ( 2021年3月26日    マツダスタジアム )

<広・中>8回1死二塁、代打・福留は四球を選ぶ (撮影・奥 調)
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 球界最年長プレーヤーの21年シーズンは四球で幕開けした。

 中日・福留が4点を追う8回1死二塁の好機で代打で登場。大瀬良のボールを冷静に見極め、6球目の外角144キロ直球を見送り、四球で好機を拡大すると、続く大島が右前打を放ち、1死満塁から阿部の2点適時打、ビシエドの逆転2ランなどで、この回一挙5得点。大逆転劇の口火を切った形だ。

 プロ23年目を迎える大ベテランながら、開幕前夜は「非常に緊張している。23年目でも開幕の日は特別。同じように緊張する。その中で楽しみたい」と高ぶる気持ちを語っていた。それでも、球界屈指の経験値はダテではない。苦しめられた右腕から、この試合初めての四球を選び、代走・岡林と代わりベンチに引き上げる背中からは貫禄さえ漂っていた。

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2021年3月26日のニュース