ダル、開幕前ラスト登板で大乱調 3回4四球4失点、7盗塁許すも「悪いのを全部出したのは良かった

[ 2021年3月26日 12:24 ]

パドレスのダルビッシュ(AP)
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 パドレスのダルビッシュ有投手(34)が25日(日本時間26日)、ナイトゲームのレンジャーズ戦に登板。4月1日(日本時間2日)の開幕戦に向けての最終調整だったが大乱調。3回を投げて16打者に対し、3安打、4四球、4失点。ダブルスチールを含む7個の盗塁を許した。球数は76球でストライクは37球だった。

 登板後の一問一答は以下の通り。

――早めの降板。
 「5回くらい投げるつもりだったが、初回の後からバランスを崩し、苦しい投球になった」

 ――まっすぐが少なかった。
 「まっすぐとかで、バランスが取れない試合では変化球が多くなるのはよくある。カッターとスライダー以外は投げられる状態になく、かなり苦しかった」

 ――開幕に向けての自信は。
 「前回の登板の後なら、行ける、自信を持っていくというところだけど、今日の試合の後なので良い気分はしない。ただ自分の中で、あまり完ぺきでシーズンを迎えるのも気持ち悪いというのもある。そういう意味で、悪いのを全部出したのは良かったかな」

 ――開幕投手に指名されたこと。
 「この投手陣で、しかもこの年齢で、開幕投手を任せてもらえるとは思っていなかった。光栄に思います」

 ――トレードが決まってからサンディエゴには行ったか。サンディエゴのファンの期待に応えられるか。
 「まだです。もう少しで家族で行けるので楽しみにしています。期待に応えようとすると自分は悪くなってしまう。応援を力に変えられるように頑張りたい」

 ――開幕投手はいつどういう形で言われたか。その時の反応は。
 「いろいろあったので、僕からは言い難くて。監督に聞いてもらえれば僕は助かります。言われたことはすごくうれしかった」

 ――今日たくさん盗塁を許した理由は。
 「本気のけん制をしていなかったので、あれだけ走られても仕方がないかなと。牽制はちゃんとしたのがあるんですけど、今日はそれどころではなかった。自分のメカニックを直すことに集中していた」

 ――制球が乱れたのはマウンドに問題があったのか。
 「1イニング目はきれいで投げやすかったが、そのあとはむこうのピッチャーの癖で、自分のかかとの部分にすごく大きな穴ができていて、合わなくて、それでバランスを崩したのはあります」

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2021年3月26日のニュース