中大ドラ2コンビ躍動 DeNA・牧V弾 日本ハム・五十幡2盗塁

[ 2020年10月29日 05:30 ]

東都大学野球秋季リーグ戦第4週最終日 2回戦   中大7ー1国学院大 ( 2020年10月28日    神宮 )

<中大・国学院大>6回無死、左越えに勝ち越しのソロ本塁打を放ち、ベンチの祝福を受ける中大・牧(右)(撮影・吉田 剛)
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 2回戦3試合が行われた。中大はDeNAからドラフト2位指名を受けた牧秀悟内野手(4年)が決勝ソロを含む2打点、日本ハム2位指名の五十幡亮汰外野手(同)も俊足を生かし2安打2盗塁で2得点し、国学院大撃破の原動力となった。東洋大は逆転で亜大を下し、立正大は駒大にサヨナラ勝ちした。首位には亜大と立正大が6勝2敗で並んでいる。

 同じ過ちは繰り返さない。牧が6回先頭で打席に立った。マウンドは前日の1回戦で無安打に抑えられた諸見里。「昨日の反省も踏まえて、多投していたカットボールを頭に入れていた」。2球目。内角低めのカットボールを左翼へ運んだ。決勝ソロ。DeNAからドラフト2位指名を受けた実力を発揮した。

 1点を追う初回には日本ハムから2位指名を受けた五十幡と2人で同点劇を演出した。五十幡が1死から右前打を放ち、すかさず二盗。2死三塁から牧が同点の右前打を放った。「警戒されていても出塁してちょこちょこしていれば重圧をかけられる」と五十幡。牧は「イソが出るとチームに勢いがつく。逆方向の意識でいけた」。2回の守備に就く前には2人でお辞儀し合うパフォーマンスを見せ「イソが出て僕が還すとやるんです」と笑った。

 牧を指名したDeNA・河原隆一スカウティングディレクターは「左に強いし、選球眼もいいから率も残せる。将来の二塁のレギュラー候補として指名した。チーム内の競争を勝ち抜いてほしい」と期待。打率・423で首位打者も見えてきた。優勝の可能性はないが、牧は「最後は4年生で勝とうと話してきた。個人の記録より勝利」と主将らしく表情を引き締めた。

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