ドジャース 32年ぶり世界一!就任5年目ロバーツ監督「この勝利は誰も取り上げることはできない」

[ 2020年10月29日 02:30 ]

ワールドシリーズ第6戦   ドジャース3―1レイズ ( 2020年10月27日    アーリントン )

32年ぶりの世界一を決め、歓喜のドジャースベンチ(AP)
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 ドジャースが27日(日本時間28日)、レイズを破り4勝2敗で1988年以来、32年ぶり7度目のワールドシリーズ制覇を果たした。新型コロナウイルス感染拡大で開幕が大幅に遅れ162試合が60試合制に短縮されるなど大きな影響を受けたシーズン。母親が日本人で沖縄出身のデーブ・ロバーツ監督(48)が、アジア系米国人として初戴冠となった。

  歓喜に遠慮はなかった。2点リードの9回2死。左腕ウリアスが97マイル(約156キロ)の直球で見逃し三振を奪った。瞬く間に広がる歓喜の輪。ベンチではマスク姿で、力強いハグが繰り返された。
 「全員が大きな役割を果たしてくれた。ロサンゼルスにとっても素晴らしいこと。みんな喜んでくれているはずだ」
 就任5年目のデーブ・ロバーツ監督は感慨深げだった。母親が日本人で沖縄県那覇市生まれの指揮官は、3度目のWSでアジア系米国人の監督では初制覇になった。
 レギュラーシーズンでは両リーグ最高の勝率.717をマーク。昨オフ、レッドソックスから移籍した18年MVPのベッツが、この日も躍動した。1点を追う6回1死一塁、二塁打を放ち二、三塁と好機を拡大。暴投で同点とした直後は、前進守備の一ゴロで好スタートを切り、ヘッドスライディングで決勝の本塁を陥れた。「優勝のためにトレードされ、それが力の源になった。最後の一押しをするために来たと思っている」と胸を張った。
 野茂が95年に入団して以降、日本選手8人がプレーした。ダルビッシュと前田を擁しアストロズのサイン盗みが後に発覚した17年と、前田が救援起用された18年は、2年連続でWS敗退。あと一歩が続いた西海岸の名門が、悲願を達成した。
 コロナ禍の特別なシーズンが幕を閉じた。「ついに成し遂げられた。この勝利を誰も取り上げることはできない」。ロバーツ監督は、苦境に屈しなかった一年をそう締めくくった。

 ○…ドジャースが32年ぶりにワールドシリーズ(WS)を制覇。MLBの現存30球団で、WS制覇を経験していない球団は筒香のレイズ、菊池と平野が所属するマリナーズなど6球団ある。前回制覇からのブランクでは、ドジャースは6番目に長かったが脱出。これで30年以上、WS制覇から遠のいている球団は、秋山が所属するレッズなど7球団になった。

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