赤星氏 世界の福本に並んだソフトB・周東の凄さ分析 盗塁成功率と早いカウントでの仕掛け

[ 2020年10月29日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2-0ロッテ ( 2020年10月28日    ペイペイD )

<ソ・ロ>3回2死一塁、打者・川島の時に一走・周東は二盗成功。11試合連続盗塁成功の日本記録に並んだ(撮影・岡田 丈靖)
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 5年連続盗塁王のセ・リーグ記録を持つ、通算381盗塁の本紙評論家・赤星憲広氏(44)が、周東の盗塁の凄さについて分析した。

 周東の盗塁の価値を語る数字が2つある。盗塁成功率・904という高さ。もう一つがこの日のように早いカウントから走ることで、47盗塁中41個が3球目までに走っている。

 持論だが成功率は7割以上でないなら盗塁しない方がいい。そして絶対的に早いカウントで走ること。浅いカウントなら打者に犠牲を強いず、攻撃的な打撃ができる。この2つを備えた周東の盗塁が、終盤の12連勝などチームの勢いに間違いなくつながっている。

 この日は1ボールからチェンが一塁けん制したが、迷わず二塁へ走った。よく“誘い出される”と表現するが、そんな感じではない。おそらく投球でも、一塁にけん制されても、スタートを切ればセーフになれる“何か”があって迷いなく行ったと思う。私も経験がある。我々は「ピクイチ」と言ったが、投手の足が上がる瞬間には動きだす。これは右投手相手では無理。ターンするけん制で速い球が来るからだ。一塁手の肩なども含め感覚的に「投球でも、けん制でも」行けるイメージができる時がある。

 終盤の量産には打力向上も大きく影響している。それだけ出塁できているということ。私も381盗塁したが、7割以上が3球以内だった。求めているものは同じだと感じる。ぜひ福本さんの記録を抜くところを見てみたい。(本紙評論家)

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