阪神 藤浪 45日ぶり先発で好投「中継ぎで勉強できた部分もある」

[ 2020年10月29日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神9―1中日 ( 2020年10月28日    甲子園 )

好投した阪神・藤浪
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 先発復帰を勝ち取った! 阪神・藤浪晋太郎投手(26)が球団初のブルペンデーとなった28日の中日戦で45日ぶりの先発マウンドに上がり、4回2安打1失点(自責0)と好投。矢野監督も高評価し、次戦での先発復帰を明言した。チームは負ければ優勝の可能性が消滅する状況の試合を4連勝。2位・中日に1差に迫った。

 9月13日の広島戦以来45日ぶりに、藤浪が真新しいマウンドを踏みしめた。

 「やっぱり先発がしたい気持ちは自分の中で強いので。ゲームの最初から投げるのは久しぶりだったので、よかったと思います。極力、中継ぎっぽく準備していました」

 初回からアクセル全開。先頭・大島への2球目で早くもこの日最速の158キロを叩き出したが、立ち上がりは少しバタついた。安打2本に味方失策も絡んで2死満塁とされ、福田への押し出し四球で先制を許した。ただ、そこで崩れることなく最少失点で切り抜けたことで、波に乗った。

 「ピンチになっても落ち着いて投げられたところが、よかったかなと思います」

 2回以降は常時150キロ中盤の直球にカットボール、フォークを織り交ぜ、中日打線を手玉に取った。3、4回は2イニング連続3者凡退で4奪三振と圧巻の投球を展開。4回2安打1失点。76球と球数は要したが、2与四球と安定感も発揮した。

 「より配球を考えたり印象付けだったり、中継ぎで勉強できた部分もあるので生きた部分はあると思います」

 9月13日までの先発8試合は1勝5敗、防御率5・87。同26日から中継ぎに配置転換された。試行錯誤の中で身につけたのが目の前の「一人」に集中し、それを積み上げる投球スタイルだ。加えて、右腰の位置を低く固定する新フォームで制球力も向上。中継ぎで13試合登板、防御率2・35と自信をつかみ、この日のマウンドにたどり着いた。そして中継ぎで手にした経験と知識を先発で生かした。

 試合後には矢野監督から「先発で次回も行こうかなと思います。スケールの大きいピッチャーなんで」と先発復帰の言質を取った。「いい形で来季につながるように投げられたら」と藤浪。虎の背番号19は、やはり先発マウンドでこそ映える。(惟任 貴信)

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