今夏優勝投手の篠木が打撃投手で貢献 木更津総合・大井の優勝決定打生む

[ 2020年10月4日 16:16 ]

秋季高校野球千葉県大会 決勝   木更津総合5―4東京学館 ( 2020年10月4日 )

今夏の独自大会決勝で完投した木更津総合の篠木
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 来春のセンバツの重要な選考資料となる関東大会(10月24日開幕、千葉)の出場権をかけた秋季高校野球千葉県大会が4日、行われた。

 すでに出場を決めた2校による決勝は木更津総合が5―4で東京学館にサヨナラ勝ちし、2季連続優勝を決めた。

 4―4の同点で迎えた9回、2死三塁で打席を迎えた3番・大井は自信にあふれていた。「篠木さん以上の投手はいない。あの球を打ってきたんだ…」。今夏の独自大会優勝に貢献した最速150キロ右腕の篠木健太郎(3年)が大会期間中に打撃投手を務めた。打撃陣は元エースの直球と切れ味鋭いスライダーを打ち込み自信をつけていた。

 カウント2ボール1ストライクから、スライダーを左前に弾き返し、歓喜の輪をつくった。「絶対にランナーを帰そうと思った。まだ興奮してふるえています…篠木さんに投げていただいた結果が出ました」とV打の大井。

 特別な夏にエースと主将を務め、独自大会優勝を成し遂げた豪腕は今なお、チームに貢献していた。

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2020年10月4日のニュース