法大のドラフト候補左腕・鈴木 早川との投げ合いで13K力投も敗戦「悔しい」

[ 2020年10月3日 23:08 ]

東京六大学野球第3週第1日   法大0-2早大 ( 2020年10月3日    神宮 )

<東京六大学野球2020秋季リーグ戦第3週 法大・早大>8回2/3を投げ2失点の法大・鈴木(撮影・河野 光希)
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 今春リーグ王者の法大はエース左腕・鈴木昭汰投手(4年、常総学院)が、早大の早川との投げ合いで8回2/3まで13奪三振の力投。内角を強気に攻める気迫の投球で8回まで0―0の投手戦を展開し「打者1人1人に対して勝負していく姿勢を見せようと思った」。

 しかし9回途中に2死二、三塁のピンチを作り、足がつった影響で一時ベンチへ。直後に内野安打を許して悔しい失点となった。

 「こういうゲームになることは分かっていたが、打ち取りきれなかった。(9回途中の治療退場は)足がつってしまった。粘られて打たれたのが悔しい。絶対投げきるつもりだったのに…でも結果がすべて」と肩を落とした。

 敗れはしたが世代を代表する投手戦に5000人の観衆の目は釘付けになった。高校時代から早川や高橋昂也(花咲徳栄、現広島)、大江竜聖(二松学舎大付、現巨人)とともに左腕の四天王として注目された実力派。プロ志望届も提出している。集大成の大学4年で初めて早川と投げ合い「早川は自分にないものを持っている」と悔やんだ。

 それでも、視察したロッテの永野吉成スカウト部長は「鈴木は早川にないものを持っている。確実に指名候補になってくる」と評価した。

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2020年10月3日のニュース