メジャー初の9投手による完封勝利 パドレスが22年ぶりにシリーズ制覇

[ 2020年10月3日 13:19 ]

ナ・リーグ ワイルドカード・シリーズ第3戦   パドレス4―0カージナルス ( 2020年10月2日    サンディエゴ )

22年ぶりにシリーズ制覇を達成したパドレスの選手たち(AP)
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 ナ・リーグ第4シードのパドレスが地元サンディエゴ(カリフォルニア州)で第5シードのカージナルスを下し、ワイルドカード・シリーズの第1戦を落としたあとは連勝。シリーズ成績を2勝1敗として、1998年のリーグ優勝決定シリーズ(4勝2敗=対ブレーブス)以来、22年ぶりにプレーオフでのシリーズ勝利を収めた。

 第3戦では先発したクレイグ・スタメン(36)から、9回の1イニングを投げたトレバー・ローゼンタール(30)まで9投手のリレーで「被安打4」で完封。9イニングの完封勝利を挙げたチームの投手起用人数としては近代野球では史上最多となった。また就任初年度となったジェイス・ティングラー監督(39)はカージナルスとの3試合ですべて8人以上の投手を起用。本来先発のマイク・クレビンジャー(29)とディネルソン・ラメット(28)がいずれも故障で投げられないための“緊急措置”だったが、これもプレーオフでは史上初めての出来事となった。

 なお22年ぶり3度目のワールドシリーズ出場を目指すパドレスはディビジョン・シリーズで第1シードのドジャースと対戦。なおアメリカン、ナショナル両リーグともにディビジョン・シリーズの対戦カードは同一地区同士のカードとなった。

 <ディビジョン・シリーズの組み合わせ>

 ▼ア・リーグ
(1)レイズ(東地区1位)―(5)ヤンキース(東地区2位)
(2)アスレチックス(西地区1位)―(6)アストロズ(西地区2位)

 ▼ナ・リーグ
(1)ドジャース(西地区1位)―(4)パドレス(西地区2位)
(2)ブレーブス(東地区1位)―(6)マーリンズ(東地区2位)

 *カッコ内の数字はシード順

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