早大・早川 4安打無四球でリーグ戦初完封 圧巻13Kも淡々「優勝しか見ていないので」

[ 2020年10月3日 12:35 ]

東京六大学野球第3週第1日   早大2―0法大 ( 2020年10月3日    神宮 )

<東京六大学野球2020秋季リーグ戦第3週 法大・早大>帽子をずり落としながら力投する早大先発の早川(撮影・河野 光希)
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今秋のドラフト1位候補で早大のエース・早川隆久投手(4年、木更津総合)が春季リーグを制した法大を4安打完封。この日最速151キロの直球とカットボール、チェンジアンプなどを駆使し計13三振、無四球と圧巻の投球を披露した。

 初回にいきなり3者連続K。2回も先頭の村田を空振り三振に斬るなど2人から三振を奪った。4回に毎回三振こそ途切れたが、5回1死から中前打を挟んで3アウトすべて三振で稼いだ。

 6、7回にも3つ上乗せして12奪三振。9回にバックが待望の先取点を奪うとギアを上げる。1死から永広をスライダーで見逃し三振に仕留めると左手でガッツポーズを作った。

 早川にとってリーグ戦初完封(通算10勝目)。それでも試合後の第一声は「うれしいことはうれしいですけど…。優勝しか見ていないので。明日(4日)も自分はいつでも行ける準備をしていきたい」と淡々。主将として2015年秋以来、10季ぶりのリーグ制覇しか見ていなかった。

 スタンドにはドラフト1位競合必至の左腕を最終チェックしようとDeNA・三原一晃球団代表、西武・渡辺久信GM、日本ハム・吉村浩GMら球団上層部が集結。計10球団のスカウトとともに熱視線を送っていた。

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