【ダルビッシュと一問一答】シーズン振り返り「トップレベルに自分が来られたに近いと思う」

[ 2020年10月3日 15:36 ]

ナ・リーグワイルドカードシリーズ第2戦   カブス0-2マーリンズ ( 2020年10月2日    シカゴ )

先発したカブス・ダルビッシュ(AP)
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 カブスのダルビッシュが2日(日本時間3日)、本拠地シカゴでマーリンズとのワイルドカードシリーズ第2戦に先発し、6回2/3を1本塁打を含む5安打2失点、6三振3四死球で負け投手になった。チームは0―2で2連敗となり、敗退した。

 以下、ダルビッシュの主な一問一答。

 ――今日の登板調子に関して。
 「今日は力強かったわけではなく、慎重に投げました」

 ――今季成し遂げたこと。
 「僕が投げた試合でチームが多く勝てたのが良かった」

 ――打線の援護は期待していたか。
 「最後のホワイトソックスの時も良かったですし、点は普通に取れると思っていましたけど、向こうが良いピッチングをした」

 ――今の気持ちは。
 「今日は僕としてはレスターにもう1試合最低でもリグリー(・フィールド)で投げてもらいたいというのが今日の一番で、唯一のモチベーションだった。それが達成できなかったのが僕の中ではすごく悔しい」

 ――選手としての現状は。
 「今までの人生の中で段違いで良いとは思いますけど、今は、もっとよくなれると思っています」

 ――レスターはどんな存在。
 「僕ら投手陣にとっては、本当に大きな存在。来年も残ってくれることをみんなで願っている」

 ――今日のピッチングについて改めて。
 「そこまで良くはなく、球もそんなに力があったわけではない。その分、ミスをしないようにと考えて投げました。コントロールに関しては悪くなかった。特になにか悪い球があったわけでもない。全体的に平均レベルという日でしたけど、コントロールはまあまあ良かったので、なんとか試合は作れました」

 ――7回の2失点について。
 「僕は自分のやることはやった。ゴロは打たせたし、特別悪いことが起きたわけではない。なにか大きなミスがあったかというと何もなかった。仕方がないです」

 ――コロナ禍の特別なシーズンだった。
 「やる前は厳しいだろうと思っていた。想像できなかった。シーズンが始まってみると、カブス球団がいろんなことをしっかりケアして、みんなが健康でいられるようにベストを尽くしてくれた。だからナ・リーグ中地区のチャンピオンになれたと思うし、そういう意味で良かった部分もいっぱいあった」

 ――個人的に良いシーズンだった。
 「数字を見れば、どの投手ともある程度張り合えるような数字があったと思うし、そこのレベルに行けている。去年の後半からそこが見えているというのは周りには言っていて、トップレベルが見えているというのはずっと言っていて、そこの位置に自分が来られたに近いと自分で思っているけど、同時にデグロム(メッツ)、カーショー(ドジャース)、バーランダー(アストロズ)とかとの差がまだ遠いかなというのはすごく思う」

 ――近づける確信は。
 「この状態では張り合えない。もっと自分が良くなるために、何が必要なのか。必要なものは見えているんですけど、それを達成するために、ものにするためにどうすればいいかはまだ答えが出ていない。それをすると崩れるかもしれないし、わからないですけど、もうちょっとレベルを上げられるかなと思っています」

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