和歌山東 4年ぶり秋季近畿大会切符決めた 江川主将は“通過点”強調

[ 2020年10月3日 13:31 ]

令和2年度 秋季近畿地区高等学校野球大会 県二次予選  準決勝   和歌山東12―3向陽 ( 2020年10月3日    紀三井寺 )

5回1死二塁、左越えに2ランを放ち、笑顔で生還する和歌山東4番・上代
Photo By スポニチ

 投打のかみ合う快勝で4年ぶり3度目の秋季近畿大会出場を決めた。和歌山東・江川日那太主将(2年)は「決勝で1位となって、近畿大会、選抜大会に出る。エネルギー負けしないように戦いたい」と通過点を強調した。

 初回に3点を先行すると2回にも2点を追加。5―1の5回1死二塁、4番・上代真大(2年)が左越えに2ランを放ち、試合の流れを力強く引き寄せた。「高校通算は7~8本くらいで公式戦は2本目。チャンスでは絶対に(走者を)還す。ベンチが盛り上がる打撃がしたかった」と振り返った。打線は14安打に13盗塁を絡めて着実に加点。投げては1年生左腕の山田健吾投手が8安打3失点と粘りの投球で完投した。

 2010年に軟式野球部から硬式に移行。同時に就任した米原寿秀監督のもと、14年秋には昨秋ドラフト3位でソフトバンクに入団した津森宥紀(東北福祉大)を擁して近畿大会に初出場。16年秋にも出場したが、過去2回はいずれも初戦敗退に終わっている。「チームとしてのまとまりは今までで一番。優勝して(近畿大会に)行くということは言っている」と指揮官。悲願でもある春夏通じて初めての甲子園大会出場に向け、一丸で進む。

続きを表示

2020年10月3日のニュース