広島・大瀬良 本拠地開幕戦で悔しすぎる初黒星 3試合連続完投勝利ならず、4回5失点

[ 2020年7月5日 05:30 ]

セ・リーグ   広島3-9阪神 ( 2020年7月4日    マツダ )

<広・神(1)>初回2失点の大瀬良はふくれっ面でベンチに戻る(撮影・北條 貴史)
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 広島・大瀬良大地投手(29)は4日の阪神戦で、4回8安打5失点で降板。本拠地開幕戦を白星で飾れなかった。球団では84年北別府学以来となる開幕戦から3試合連続の完投勝利はならなかった。チームは9連戦の初戦を黒星発進。いずれも今季ワーストとなる3連敗、借金1となった。

 さらなる高みへと続く扉を目の前にして、こじ開けられなかった。「野手も中継ぎもギリギリまで戦って移動している。僕よりもしんどい。言い訳にはできない」。2試合連続の完投勝利に、ナイターからデーゲームへのスライド登板。大瀬良は、酷な環境を責任感に変えて臨んだだけに、自分自身を責めた。

 初回2死二塁、マルテへの初球の144キロ直球が高めに浮いた。左中間席に運ばれる先制2ラン。「4番への初球。僕がやってはいけない投球」。2回1死二塁からの岩貞の犠打を処理するも野選となり、続く近本に中犠飛を浴びた。4回も2死二、三塁から近本に右翼線への2点二塁打を浴びて計5失点。4回8安打、74球で降板した。

 「思うように体を操れずに修正しきれなかったのは、まだまだ。チームにリズムを出していけずに、すごく責任感を感じている」

 球団では、84年北別府学以来となる開幕戦から3試合連続の完投勝利が懸かっていた。開幕戦から116球、132球と疲労は蓄積。「言い訳にするのは簡単だけど、いろいろと考えて準備した。責任を持ってマウンドに上がって、自分の中ではそこまで影響があったとは思わない」。今季初黒星に自らの現在地を感じ取った。

 「去年は長いイニングを投げた次の登板がダメだった。(完投を)2回続けることはできたけど、今回はダメ。まだまだ成長していく過程の中にいるということ。この悔しさを糧にしたい」

 ビジター11連戦を終えて迎えた本拠地開幕戦を落としても、佐々岡監督は「2試合連続で完投してくれた。次の登板に備えてくれと伝えた」と責めなかった。チームは今季初の3連敗、借金1。挑戦した大瀬良を思えば、決して無駄にはならない1敗である。 (河合 洋介)

 《36年ぶり快挙ならず》大瀬良は4回8安打5失点降板で、広島投手では84年北別府以来36年ぶりの開幕戦から3試合連続完投勝利ならず。阪神戦に先発して5回の責任投球回を投げきれなかったのは、新人の14年10月1日、4回5安打3失点で負け投手になって以来6年ぶり。バットでは3回に3試合連続の右前打。広島投手の開幕戦からの登板3試合連続安打は63年大石清、75年外木場(偵察要員の出場1試合を挟む)、10年前田健に並ぶ球団記録。

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