明石商・中森 5回11奪三振 智弁和歌山キリキリ舞いで世代No・1証明

[ 2020年7月5日 05:30 ]

練習試合   明石商4-1智弁和歌山 ( 2020年7月4日    明石商グラウンド )

<明石商・智弁和歌山>5回1安打1失点と好投し11三振を奪った明石商・中森俊介
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 今秋ドラフト上位候補で、最速151キロ右腕の明石商・中森俊介投手(3年)が4日、同じく甲子園での交流試合に出場する智弁和歌山との練習試合に先発した。今年初となる実戦での先発で、5回72球を投げ1安打1失点。11三振を奪う好投を見せ、詰めかけたプロ9球団27人のスカウトの前で改めて世代No・1の能力を示した。

 圧巻の奪三振ショーだった。中森は初回こそ先頭のプロ注目・細川凌平内野手(3年)に四球を与えるなど1点の先行を許したが、2回以降出した走者はわずか1人。外野にすら打球を飛ばさせず、18日開幕の県の独自大会、甲子園での交流試合へ向け“本番モード”に入ってきた。

 「初回はあまり考えないように、と考えすぎてしまった。ただ、初回をしっかり抑えることができれば乗っていけるとも思いました。そこを意識してやっていきたい」

 フォーク、チェンジアップといった縦に落ちる変化球がさえ、奪三振は11を数えた。この日の最速148キロの直球とうまく織り交ぜ、智弁和歌山の強力打線を翻弄(ほんろう)。最大の見せ場は4回だ。先頭をフォークであっさり3球三振に仕留めると、続く2人には直球でバットに空を切らせた。5回2死目まで5者連続三振。それでも「三振を狙いにはいっていなかった。9回あっても最後まで投げられたと思う」と涼しい顔で振り返り、余力を残していたことをうかがわせた。

 最多の5人態勢で視察した西武の渡辺久信GMは「高校生にしてはレベルの高い投手」と高く評価。阪神の熊野輝光スカウトも「何の心配もないですね」と改めてほれぼれした様子だ。

 そんな周囲の評価をよそに、自身は今秋ドラフト候補で最速148キロ右腕の小林樹を称賛した。「(相手の)小林の方が真っすぐは上。今日は太陽も出ていなかったし、体力面で消耗した時のことも考えないと」。どこまでも貪欲に先を見据えていた。
 (北野 将市)

 《来田1安打で課題を口に》今秋ドラフト候補の来田涼斗外野手(3年)は「1番中堅」で2試合に出場し、計8打数1安打に終わった。この日は低めの球に手を出し、結果を残せず。「(調子は)徐々に上がってきている。試合後半に集中力が切れてしまうので、もっと自分を追い込んで調整していきたい」と課題を口にした。狭間善徳監督は「全然心配していない」と今後の活躍に期待していた。

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