福岡代替大会が開幕 大牟田快勝!野口、サイクル安打達成「公式戦でできてうれしい」

[ 2020年7月5日 05:30 ]

高校野球福岡代替大会 筑後地区予選リーグB   大牟田19―0朝倉光陽 ( 2020年7月4日    大牟田延命 )

<大牟田・朝倉光陽>4回1死一塁、中越え適時三塁打を放ちサイクルを達成する大牟田・野口(撮影・岡田 丈靖)
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 福岡県高野連が独自に開催する代替大会が4日、開幕した。筑後地区では3試合が行われ、大牟田が朝倉光陽に19―0で快勝。野口幸喜外野手(3年)がサイクル安打を達成した。筑後地区のリーグ戦は7イニング制で実施。上位2チームが、決勝トーナメントに進出する。

 記録がかかった打席でも、大牟田の野口は主将らしく、冷静だった。4回1死一塁での第4打席。外角高めのスライダーを強振すると、中越えの三塁打でサイクル安打を達成した。「欲を出さずにいつも通りのスイングを意識しました。実感はないけど、公式戦でできてうれしいです」と胸を張った。

 初回に右前打で先制点をもたらし、この回2度目の打席では左翼フェンス直撃の二塁打を放った。3回に逆方向への左越え本塁打でリーチ。「1本ずつヒットを打っていこうと思った結果です」と4安打5打点の固め打ちに笑みをこぼした。

 福岡では一度は断念された代替大会。野口は「気持ちの切り替えが難しかったけど、高校で野球を辞める人もいるので、思い出に残る大会にしよう」と練習から仲間たちを引っ張ってきた。控え部員や保護者がスタンドから見つめる中で躍動したキャプテンは「筑後地区でてっぺんを目指したい」と力強かった。

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