楽天、2年連続パ10勝一番乗りで単独首位!岸、復調兆し5回1失点で今季初登板初勝利

[ 2020年7月5日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天3―1ロッテ ( 2020年7月4日    楽天生命パーク宮城 )

<楽・ロ5>雨の中、力投する岸(撮影・吉田 剛)
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 14年目のベテランにもシーズン初登板は特別だ。7回裏終了降雨コールドで初勝利を手にした楽天・岸の顔には、安堵(あんど)感が色濃くにじんだ。

 「しっかりゲームをつくれて、チームが勝てたのは何より。やっぱり(1軍の試合は)疲れますね」

 3月に腰痛を発症して出遅れ、今季の1軍初登板。「ただ投げたいって気持ちで抑えられる世界じゃない」と焦らず仕上げた成果を、雨中のマウンドで表現。5回を4安打1失点にまとめた。

 光ったのは直球だ。「他は全くダメ。真っすぐがコントロール良くいけたので助けられた」。最速142キロで130キロ台後半が中心だったが、右打者への内角直球に完全復調の兆しが見えた。

 5奪三振中、4つは右打者から。決め球は全て内角直球で、3つが見逃し三振だった。3勝5敗だった昨季、右打者から直球で奪った三振は内角8に対し外角13球。11勝4敗だった18年は内外角ともに24で内角直球は右打者攻略の一手だった。

 「スピードじゃないんだという気持ちで、コントロールを意識していったのが良かった。コースもいい感じだったのかなと思う」

 3回2死満塁で中村奨を中飛に仕留めたのも140キロの内角直球。武器であるカーブ=縦、チェンジアップ=前後の変化に、直球の制球力=左右がよみがえれば、2桁勝利8度の右腕の活路は自然と開ける。
 不振で再調整となった松井に代わって復帰した岸の好投で、単独首位浮上。2年連続のリーグ10勝一番乗りも果たした。「何とか投げられてホッとしています」と言ったベテランが、犬鷲の快進撃を再び加速させた。(春川 英樹)

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