阪神 藤浪 復活へ道半ば 紅白戦は2回3安打3失点

[ 2019年11月18日 05:30 ]

<阪神秋季キャンプ 最終クール>紅白戦で登板する藤浪(撮影・平嶋 理子)
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 阪神・藤浪晋太郎投手(25)が高知・安芸での秋季キャンプ最終クール4日目の17日、紅白戦に登板して2回3安打3失点で今年最後の実戦を終えた。制球に苦しむ場面も見られ、復活へは道半ばながら直球の最速は153キロを計測するなど光も灯す内容。“現在地”を確かめ、輝きを取り戻すべく来季へ視線を向けた。

 試行錯誤する今秋、いや、苦しんだ1年を象徴するようなマウンドだった。30球を投げ終えた藤浪はありのままの言葉で振り返った。

 「2イニング目は、ちょっと、いい感じになったけど。1イニング目、マウンドに登った時点から、いい感覚で投げられれば、良かったんですが…」

 3回から登板し、場内からは一番の歓声を注がれた。先頭・藤谷に左前に運ばれ、熊谷には制球が定まらず四球。暴投などで1死二、三塁へ窮地を広げ、北條には136キロのカットボールを右前へ落とされて2点を失った。

 ふくらんだ期待が一気にしぼんでも、見せ場もあった。「しっかり上から叩けた。いい感じでボールが(指に)つかまってる感覚」とうなずいたのは2死一塁で陽川に投げた2球だ。初球に最速153キロで見逃しストライクを取り、2球目の高め147キロで二ゴロ併殺に仕留めた。

 4回も四球と味方の失策で招いた1死三塁で長坂を外角カットボールで見逃し三振。藤谷に左前適時打を浴びた後、熊谷をカットボールで空振り三振に斬った。

 臨時投手コーチを務める山本昌氏からは第1クール中に抜け球をなくすべく、リリース時に手首を立てることを指導され、捕手までの縦のラインを意識付けしてきた。

 「なかなか簡単には思い通りにいかないなと…。頭に入れながらマウンドに上がったけど、なかなか実戦でできたり、できなかったり」

 懸念された右打者への極端な抜け球はなかった一方で、左打者の内角へ引っかける球が目立った。15日のブルペンでも多く見られ、新フォームの影響と思われる。「その辺はこれから、まだまだ練習していかないといけない」と課題を持ち帰った。「ボール自体は言われたこと、取り組んできたことを出せるとこもある。その確率を高めていかないと」。身をもって“現在地”を確かめ、道半ばの復活ロードを前進するだけだ。(遠藤 礼)

 ▼阪神矢野監督 練習では、できる確率が上がってきている。今日みたいな実戦の中で、どう増やしていけるか。2イニング目は自分の思っているボールが増えた。

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