MVP鈴木誠也 活躍サポートした栄養士「私も尊敬しています」

[ 2019年11月18日 09:14 ]

第2回WBSCプレミア12決勝   日本5―3韓国 ( 2019年11月17日    東京D )

初回2死一塁 適時二塁打を放つ鈴木 (撮影・白鳥 佳樹) 
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 侍ジャパンの鈴木誠也は全8試合で4番を務め全試合で安打を放ち、12日の米国戦を除く7試合で打点をマーク。打率・444、3本塁打、13打点に9得点の4部門でトップで終え、ベストナインとMVPに輝いた。

 侍で学び、侍の4番となった。鈴木の栄養学の転機が16年11月。強化試合でトップチーム初招集当時を侍ジャパンの栄養サポートパートナー、株式会社 明治の管理栄養士・大前恵さんは懐かしむ。

 「初めは栄養についての理解は高くなかったと思います。“ご飯って、たんぱく質ですよね”みたいな」

 知識を次々吸収しストイックに実践した。大前さんの話をメモし、行きつけの定食屋にも持参。必要なたんぱく質量や筋合成に合わせた摂取時間など。肥大化し始めた肉体を研ぎ澄ました。

 今年1月にはザバスと個人的にサポート契約を結んだ。体重95~97キロの鈴木は、1日にたんぱく質190グラム以上が摂取目安。自炊時や取り寄せる食材も、肉なら赤身中心で脂質を極力減らすなど、大前さんのチェックを逐一受け、貫いた。

 苦労したのは台湾での1次ラウンド。「においがやはりだめだと。“無理です。苦しんでます”と連絡がきました」と大前さん。チームマネジャーが持参した醤油やドレッシングで味を変え、納豆や卵で必要なたんぱく質を補いしのいだ。

 正確な知識と強い意志が4番の頑強な肉体の源となった。そんな鉄人も沖縄合宿は疲労のピークに。気分転換も兼ね大前さんと出掛けたのはイタリアンレストラン。肉やパスタをほおばりながら、栄養成分の確認は怠らず。帰宿途中で「乳製品が足りない」とヨーグルトを買うことも忘れなかった。国際通りで購入したタピオカミルクティーは忘れられない味となった。「食事含めこれだけ頑張っているのだから活躍は当たり前、と周りが本当に思っている。私も尊敬しています」。大前さんは4番が導いた世界一を心から喜んだ。

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