侍J、カナダに惜敗…先発・山口乱調2回6失点 大会球に不安、打線1点差猛追もあと一打及ばず

[ 2019年10月31日 22:23 ]

侍ジャパン強化試合   日本5ー6カナダ ( 2019年10月31日    那覇 )

2回、6失点した先発・山口(撮影・成瀬 徹)      
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 野球日本代表「侍ジャパン」は31日、11月の国際大会「プレミア12」に向けた強化試合第1戦でカナダ代表に5―6で敗戦。6点差から1点差まで追い上げたがあと一打及ばなかった。

 巨人で最多15勝をマークするなど投手3冠に輝いた山口がまさかの乱調だ。この日先発のマウンドに上がり初回を3者凡退に封じたが、2回に相手4番・サンダースに四球を許すと、5、6番に連続安打を浴び先制点を失う。さらに7、8番に連続四球を与え、押し出しで2点目を献上した。勢い付いたカナダ打線を止められず、1番のダルトン・ポンペイに右前適時打、2番・ウッドに走者一掃の適時二塁打を浴び、一挙6点を失った。

 この日は本大会で使用されるSSK社の大会球を使用。山口は武器のフォークが決まらず、2回4安打4四球1暴投で6失点。山口は「プレミア12」初戦ベネズエラ戦での先発が有力視されているが、不安の残る登板となった。

 だが救援陣が奮闘。田口、高橋礼、山岡、大竹、嘉弥真、甲斐野、の6投手が無失点に封じ、追加点を許さなかった。

 打線は中盤以降に息を吹き返し、小刻みに得点を重ねた。0-6の4回、4番・鈴木がフェンス直撃の二塁打を放つと、続く5番・吉田正もフェンス直撃打の二塁打。主軸コンビで1点を返した。なおも1死三塁の場面で7番・近藤の二ゴロの間に吉田正が生還。この回から登板したカナダ2番手のリッチモンドから2点を挙げた。

 5回には会沢、外崎の中前打、菊池の絶妙なセーフティーバントの連続安打で無死満塁としたが、3番・坂本の犠飛で挙げた1点のみ。7回にも菊池が相手失策で出塁し無死二塁の好機をつくったが、坂本、鈴木が連続三振に倒れた。2死に追い込まれるも、吉田正が四球を選び出塁。2死一、三塁で6番・浅村が三ゴロを放つと、三塁手のウッドが後逸した間に1点を追加し、2点差に詰め寄った。

 4-6の8回には先頭の松田がショートへの内野安打で出塁。好機を演出するも2死一、三塁で坂本が中飛に倒れ得点ならず。レギュラーシーズンで自己最多の40本塁打を放った坂本だが2三振に倒れるなど、課題の残る試合となった。

 今季巨人を退団したマシソンが9回に登板。先頭の鈴木が左前打で出塁するも、吉田正が併殺打に倒れ2死に。追い込まれたが、代打で登場した山田が相手失策で出塁し盗塁に成功して望みをつなぐと、7番・近藤が意地の中前打。1点差に迫った。近藤の代走で起用された周東が盗塁を決め2死二塁に。一打同点のチャンスをつくったが、8番・松田が凡打に倒れ、惜しくも敗れた。

 侍ジャパンは11月1日にもカナダと強化試合を行う。本大会は同2日に開幕。稲葉篤紀監督となって初めて本格的な国際大会となり、5日にベネズエラと初戦を戦う。4チームずつ、3グループに分かれて総当たり戦を行うオープニングラウンドでは、台中(台湾)でベネズエラ、プエルトリコ、台湾と対戦。グループ上位2チームが日本で開催されるスーパーラウンドに進出する。

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