侍ジャパン「先発3本柱」岸が発熱でローテ再編も…稲葉監督「無理するところではない」

[ 2019年10月31日 05:30 ]

侍ジャパン強化合宿   日本ーカナダ ( 2019年10月31日 )

前日会見を行い、健闘を誓う(左から)、山口、稲葉監督、カナダ・ウィット監督、マシソン(撮影・成瀬 徹)      
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 侍ジャパンの岸孝之投手(34)が38度以上の発熱のため、30日の練習を休んだ。11月2日開幕の「プレミア12」前の最後の実戦となる強化試合・カナダ戦(沖縄セルラー)を31日、1日と控えるが、登板予定は白紙に。今後の状態次第では、先発ローテーションが変更される可能性も出てきた。

 この日は午後5時からのナイター練習だったが、出発前に症状を訴えたという。病院へ行き宿舎で静養した。稲葉監督は「無理するところではない。状態を見て決めたい」と今後について話した。

 岸は山口、今永との先発3本柱として、5日からの台湾での1次ラウンドでの先発が決定的だった。建山投手コーチは「有力な先発候補だったので。それ(ローテーション変更)も含めて考えないといけない」と話した。幸い、第2先発として高橋礼、大野と所属球団で先発をこなす投手がいる。岸の回復が遅れれば代役として先発マウンドを託される。

 31日の先発マウンドには山口が上がり、2回を投げる予定だ。岸の状態も不透明となり、そのまま5日のベネズエラとの初戦へ向かう可能性が高い。「意気に感じて良いスタートを切れるように」と山口。2番手で投げる高橋礼も「岸さんの代わりはできないけど、先発することになってもしっかり投げたい」と力強かった。(後藤 茂樹)

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