ヤクルト、エスコバー獲得 メジャー1367安打の大物遊撃手、DeNAエスコバーのいとこ

[ 2019年10月31日 05:30 ]

アルシデス・エスコバー(AP)
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 ヤクルトは30日、新外国人として今季、ホワイトソックス傘下3Aでプレーしたアルシデス・エスコバー内野手(32)を獲得したと発表した。背番号は2で、年俸は80万ドル(約8720万円)プラス出来高払い。新助っ人は球団を通じて「新たなチャレンジを非常に楽しみにしています」とコメントした。

 メジャー通算1367安打を放っている右打ちの巧打者で、主に遊撃を守り、三塁もこなす。ロイヤルズ時代の14年は青木と同僚で、15年には遊撃手としてゴールドグラブ賞を受賞。奥村政之編成部国際担当部長は「状況に応じた打撃ができる。(高津監督とは)クリーンアップとか、つなぎの4番で、と話している」と期待した。

 ヤクルトは今季、正遊撃手として期待された西浦が左肘を骨折するなど、2度の長期離脱で44試合の出場にとどまり、レギュラーを固定できなかった。的確に補強ポイントを埋めて最下位からの巻き返しを目指す。(黒野 有仁)

 《14年青木と同僚 15年Gグラブ賞》▼アルシデス・エスコバー 1986年12月16日生まれ、ベネズエラ出身の32歳。08年にブルワーズでメジャーデビューし、10年にロイヤルズに移籍。15年にはワールドシリーズ制覇。17年はWBCベネズエラ代表で出場。メジャー通算1437試合で打率・258、41本塁打、442打点。右投げ右打ち。DeNAのエスコバーはいとこ。

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