大阪ガス　古川が殊勲の一発　加奈夫人と12月に披露宴「日本一になりたい」

第45回社会人野球日本選手権　2回戦   大阪ガス5―4JFE東日本 （ 2019年10月30日    京セラドーム ）

＜JFE東日本・大阪ガス＞　9回無死、勝ち越しの右越え本塁打を放ちガッツポーズで喜ぶ大阪ガス・古川　（撮影・後藤　大輝）
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　ひと振りで試合を決めた。同点で迎えた9回。先頭の古川が元Dena須田の129キロフォークを右翼スタンドに叩き込んだ。

　「初球から思い切って振ることだけ考えていた。変化球にうまく体が反応してくれました。元プロを打てたのは自信になります」

　社会人4年目で阪神・近本の後の5番を任された。1回戦でもサヨナラ適時二塁打と神がかり的な活躍。橋口博一監督も「状態はいいときの近本より上じゃないか」と脱帽していた。今年の都市対抗初戦で延長12回サヨナラ負けを喫した相手に痛烈なお返しをしてみせた。

　都市対抗後に加奈夫人（26）と結婚。12月には披露宴が予定されている。私生活の充実が、大舞台での好結果にも繋がっている。「食事面でもサポートしてくれてます。僕は社会人で頑張る。だからこそ日本一になりたい」と決意を語った。

　楽天ドラフト1位指名を受けた小深田も「古川さんに助けてもらった。1試合でも多く一緒に戦いたい」と次こその構え。準々決勝はNTT西日本との大阪対決だ。