高校野球も“申告敬遠”導入検討 「1週間500球」制限で“大事な4球”に

[ 2019年10月1日 05:30 ]

  高校野球に「申告敬遠」の導入が検討されていることが30日、分かった。日本高野連が設けた「投手の障害予防に関する有識者会議」は9月20日に第3回会合を開き、11月下旬に予定される日本高野連理事会へ提出する答申に「1週間500球」の投球制限を盛り込むことを決定。それに伴い、関係者は「敬遠の4球が投球数を左右するケースが起こり得る」と話しており、早ければ球数制限とともに来春センバツからの導入を目指す可能性が出てきた。

 導入を巡っては、昨年1月にはプロ、大学、社会人が適用を決めた。高校は周知徹底に時間がかかることや故意四球が少なく実用性が低いなどの理由で導入を見送っていた。一方で、高校野球では選手の健康管理の側面からさまざまな議論が進められてきた。球数制限では当初、全国大会のみを対象とする方針だったが地方大会を含むことを確認。3日連続登板を避けるため日程調整の呼び掛けも行われた。ほかにも、バットを低反発に改良することで打球速度を抑える見直しも開始。また昨年からはタイブレーク制が採用され、夏の地方大会や甲子園開会式では給水を実施した。

 球数制限の議論に見られるように、一刻も早く選手の健康管理に着手すべきという姿勢で一致している。時代とともに変化する選手の体や気象条件に対応する取り組みはスピード感も増している。申告敬遠もその改革の一環として議論されることになりそうだ。

 ▽申告敬遠 守備側の監督が球審に意思表示すれば1球も投げずに打者を一塁に歩かせることができる規則。大リーグで試合時間短縮を目的に17年から採用され、20年東京五輪でも採用される予定。カウント2ボールなどの時点で申告し、残りの球数を投げないこともできる。仮に投手が申告敬遠の打者1人で降板し、その走者が決勝点となった場合には「0球敗戦投手」ともなる。

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