5日CS開幕 西武、ソフトBと楽天の相性は…誰もが口にする「まずは初戦」

[ 2019年10月1日 09:30 ]

パ・リーグのクライマックスシリーズを戦う(左から)西武・辻監督、ソフトバンク・工藤監督、楽天・平石監督
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 9月30日、今季のプロ野球のレギュラーシーズンの全日程が終了した。パ・リーグは、西武がソフトバンクとのし烈なデッドヒートを制してリーグ2連覇を達成。3位・楽天はロッテに競り勝って2年ぶりのCS進出を決めた。日本シリーズの出場権を懸けたクライマックスシリーズは、5日に幕を開ける。

 シーズン終盤になると、ポストシーズンを見据えた各チームの思惑が漏れ聞こえてきた。「ロッテが3位になると厄介だ…」と話していたのは2位・ソフトバンクのチーム関係者。それもそのはず、今季はロッテに8勝17敗とかなり苦手にしていたからだ。楽天には13勝12敗と勝ち越しており、相性を考えれば楽天の方がくみしやすいと考えるのも不思議ではない。

 一方で、西武の関係者からは全く逆の声が上がっていた。「できればCSで楽天とはやりたくない。勝った試合も接戦が多かったからね」。楽天戦は11勝14敗で、チーム別では最も対戦成績が悪かった。ロッテは16勝8敗1分けと大きく勝ち越した「お得意様」だった。ソフトバンクには12勝13敗と負け越したが、打率・250、防御率4・00。楽天戦は打率・237、防御率5・08。ファイナルSは西武に1勝のアドバンテージがあるとはいえ、楽天がファーストSを突破することに警戒心を抱いている。

 短期決戦のポストシーズンでは、レギュラーシーズンの成績やデータ、相性が必ずしも反映されるとは限らない。むしろ「勢い」や「流れ」といった目に見えないものが勝敗の行方を左右する。10年のロッテや17年のDeNAのように、3位のチームが勢いに乗って日本シリーズに駒を進めた例もある。

 CSを控えるチームの誰もが口にするのは「まずは初戦」という言葉だ。初戦の勝敗は、互いに抱いている相性の良さや苦手意識などをかき消してしまうパワーがある。それが短期決戦の怖さでもあり、面白さでもある。(記者コラム・重光晋太郎)

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