阪神・北條が先制2点適時打「青柳さんを楽に投げさせてあげたい」12号マルテは「サイコウデス」

[ 2019年9月11日 22:59 ]

セ・リーグ   阪神10ー3ヤクルト ( 2019年9月11日    甲子園 )

ヒーローインタビューでお立ち台で笑顔がこぼれる(左から)北條、マルテ、高山(撮影・成瀬 徹)
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 阪神が先発野手全員安打の猛攻で、ヤクルトに10-3で快勝。6月4日ロッテ戦以来3カ月ぶりとなる今季5度目の2桁得点で逆転CS出場への執念を見せた。

 序盤は両者ともに得点を奪えずにいたが、均衡を破ったのは4日DeNA戦以来のスタメン出場を果たした北條だ。

 0-0の4回2死一塁から糸原、高山の連続安打で2死満塁に。迎えた7番・北條が左前適時打を放ち、2点を先制した。「青柳さんが頑張っていたので、先に点を獲って楽に投げさせてあげたいなという気持ちで、たまたま打てました」とおどけ、「感触はちょっとわからないですけど…結果、2点入ったので満足しています」と振り返り、守備でもバントでも貢献したこの日の自身には「95点です」と高得点をつけた。

 5回にヤクルト村上に一発を浴び1点差に詰め寄られたが、2-1の5回、木浪が右前打で出塁し、2番・近本が犠打で送り1死二塁に。この場面で迎えた3番・福留が左中間に落ちる適時打を放ち、1点を返した。

 なおも1死二塁から4番・マルテがヤクルト先発・小川の4球目を捉え、左翼席へ。8月20日のDeNA戦以来となる豪快な12号2ランで2点を追加した。お立ち台では日本語で「サイコウデス」と笑顔を見せ「いつも全力でやった結果がつながっていると思いますし、それがファンの方々にも伝わってよかったです」と謙虚に話した。今季あと何本打つかの質問には「具体的な数字は自分でも決めていないですけど、なるべく多くのホームランをファンの方々の前で打てるようにしたいと思います」と活躍を誓った。

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2019年9月11日のニュース