広島・小園、球団新の高卒4号 価値ある追加点で連勝貢献「いい所で打てるように」

[ 2019年9月11日 05:30 ]

セ・リーグ   広島3―0中日 ( 2019年9月10日    マツダ )

8回1死二塁、小園は右越えに2点本塁打を放つ (撮影・奥 調)
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 広島・小園海斗内野手(19)が10日の中日戦で7回に右越え2ランを放ち、連勝に貢献した。高卒新人の4本塁打は50年紺田周三の3本塁打を69年ぶりに更新する球団最多で、セ・リーグでは1988年立浪和義(中日)と並ぶ歴代5位。大瀬良大地投手(28)は8回零封で11勝目を挙げ、2位・DeNAに勝率1厘差へ迫った。

 1―0の7回1死二塁。小園は会沢の二塁打を見届けて打席へ向かった。いつもの積極姿勢からは意外にも映った初球真ん中直球の見逃し。気後れではない。明確な狙いがあったことはカウント1―1からの3球目で分かった。2回は空振り三振、5回は一ゴロに抑えられた梅津のフォークをすくい上げ、ライナー性の弾道で右翼ポール際へ打ち込んだ。

 「変化球を狙っていたので打てて良かった。ホームラン打者ではない。ヒットの延長が本塁打。打てることはうれしいけど、いい所で打てるように…と思っています」

 出場2試合連発の4号。高卒新人の4本塁打は1950年紺田周三を更新する球団最多で、セ・リーグ歴代では88年立浪和義(中日)と5位で並んだ。

 価値ある追加点を認められ、大瀬良、西川と並んで初めて本拠地のお立ち台に立った。春季キャンプ前、若手がクーラーボックス一杯の水をヒーローに浴びせる動画を発見。「これ、絶対僕がやらないといけないやつですよね…。先輩にかける勇気はないです。誠也さんが黒田さんにかけられなくて、自分でかぶった時ありましたよね。僕だったら、毎日それです」。想像と違って自分が主役になった。2学年上の坂倉からペットボトルの水をかけられたささやかな祝福は既にチームに溶け込んだ証しだ。

 新人離れした技術で球団史を塗り替えた。練習では巨人・阿部らが実践するツイスト打法を取り入れるようになった。「もちろん簡単にはできないですけどね。バットが走る感覚があります」。打撃の引き出しは日々、増加中。緒方監督にも「苦しいところでびっくりさせてくれるようなね。どんどん経験して、勝負どころで力を発揮してくれたらいい」と称えられた。

 4日時点で4ゲーム差だったDeNAに勝率1厘差まで接近。「毎日緊張しています。これまで悔しい思いもしてきた。一日一日全力でやっていきたいです」。残り10試合。し烈な2位争いも成長への財産となる。 (河合 洋介)

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