ドジャース 7季連続地区優勝 31年ぶりWS制覇へポストシーズン進出

[ 2019年9月11日 10:51 ]

インターリーグ   ドジャース7―3オリオールズ ( 2019年9月10日    ボルティモア )

<ドジャース・オリオールズ>初回、3ランホームランを放ったドジャースのシーガー(AP)
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 大リーグのドジャースが10日(日本時間11日)、敵地ボルティモアでオリオールズに7―3で勝利し、7年連続となるナ・リーグ西地区優勝。前田健太投手(31)の登板はなかったが打線の強力援護でポストシーズン進出を決めた。

 試合は初回、1死一、二塁から4番コディ・ベリンジャー(24)の右前適時打で先制。さらには6番コーリー・シーガー(25)が初回に15号3ラン、3回に16号2ランを放って流れを引き寄せた。また、5回には新人のギャビン・ラックス(21)がメジャー初本塁打となる1号ソロ。

 投げては先発のウォーカー・ビューラーが7回を投げ、4安打無失点無四球11奪三振の好投。8回からは継投に入り、ケイシー・サドラー(29)、ケイレブ・ファーガソン(23)とつないで勝利を飾った。

 同地区2位のダイヤモンドバックスが残り試合を全勝しても勝率で並ばないことからドジャースが地区優勝。これで西地区7季連続優勝となり、黄金期を築いている。しかし、この7年間でワールドチャンピオン達成は果たしておらず、一昨年、昨年と2年連続でワールドシリーズまで駒を進めるもあと一歩のところで逃してきた。ワールドチャンピオンになれば、1988年以来、31年ぶりの快挙となる。

 ドジャースは今季、チーム本塁打数のナ・リーグ年間記録を更新するなど9日(同10日)時点で255本。また、11人が2桁アーチを放つなど強力打線がけん引した。投手陣も柳賢振(32=リュ・ヒョンジン)、クレイトン・カーショー(31)、ウォーカー・ビューラー(25)という球宴選出組に加え、シーズン終盤にはダスティン・メイ(22)やトニー・ガンソリン(25)といった若手の台頭で安定した成績を残した。

 前田は今季、29試合に登板し、9勝(8敗)1セーブを挙げ、防御率は4・07。開幕から長期離脱もなく先発ローテーションを守って投げ抜いてきたが、チームのブルペン強化によってシーズン終盤から中継ぎへ配置転換となっていた。それでも2日(同3日)のロッキーズ戦では10―6の6回から2番手で登板し、4回3失点で3年連続の通算4セーブ目。また、8日(同9日)のジャイアンツ戦では0―0の3回から2番手で登板し、4回を投げて1安打無失点、無四球の6三振で9勝目を挙げる活躍で貢献した。
 

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