西武の守護神・増田が通算100セーブ「今年は胴上げ投手に。そこを目標にしたい」

[ 2019年9月11日 22:46 ]

パ・リーグ   メットライフD ( 2019年9月11日    西武4―1ソフトバンク )

<西・ソ>通算100セーブを達成した増田(撮影・尾崎 有希)
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 9回2死。西武の守護神・増田はデスパイネを一邪飛に打ち取った。今季27セーブ目は、プロ野球史上32人目の通算100セーブ。それでも大きなアクションはない。増田は帽子のつばに手をやると、捕手の森に向かってペコリと頭を下げた。実直で真面目な男らしかった。

 3点リードの9回にマウンドへ。2番からの攻撃を打者3人で封じた。

 「1球、ワンアウト。いつも通りマウンドに上がった。皆さんのおかげで達成できた。感謝しかない」。仮に抑えに失敗しても「その日のロッカーで反省して、次の日にどれだけ平常心でマウンドに立てるか」との思いを心に刻んできた。

 帽子は常に汗でびっしょり。ベンチ裏の洗面台で丸ごとお湯につけて洗っているという。そんな日々の姿を目にしている辻監督は「常に緊張して必死に投げてくれている。それが彼の仕事といえばそうだけど、タフなのが一番の魅力」。そして「僕が投手ならやりたくないよね」と冗談めかしながら増田を称えた。

 切り替え、切り替えの日々。8回を任されている中継ぎ右腕・平井が打たれた際には「自分も失敗したら落ち込む。人間は失敗するもの。でも明日も試合はある。切り替えていこう」などを声を掛ける。経験に裏打ちされただけに重い言葉。すぐ次の日はやってくる。新たな思いで試合に臨むのが何より大切と、肝に銘じている。

 12球団の主な抑え投手の中で、増田の防御率1・54はトップだ。安定感抜群の右腕が次に目指すは、リーグ連覇を果たした際の胴上げ投手。昨季はソフトバンクの敗戦を待って優勝が決まった。「ぜひ今年は胴上げ投手に。そこを目標にしたい」。増田はまた普段と変わらぬ姿で、あすからのマウンドに上がる。

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